米の小学校で男発砲、女性教師の妻殺し自殺　児童も死亡

　米カリフォルニア州サンバーナディノの小学校で１０日午前、拳銃を持った男が教室に入って発砲し、女性教師を殺した後、その場で自殺した。近くにいた生徒も、銃弾を受け１人が死亡、１人が重体になっている。

　警察当局によると、ノースパーク小学校で午前１０時半ごろ、セドリック・アンダーソン容疑者（５３）が、「妻に渡したいものがある」と学校に入り、特殊学級で教えていた妻の教師キャレン・エレイン・スミスさん（５３）に向け発砲。スミスさんは死亡し、後ろにいた生徒のジョナサン・マルティネス君（８）も間もなく死亡、別の９歳の生徒も重体となっている。

　アンダーソン容疑者は、拳銃で自殺した。事件当時、教室にはスミスさんのほか、１５人の生徒、２人の補助教員がいた。同校には、５００人の生徒が通う。（ロサンゼルス＝平山亜理）