>  > ある日突然、森の中に27年間ひきこもった男

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • コメント3

justwalkedoff3.JPG
防犯カメラにキャンプ用品を盗むところを捉えられたクリストファー。清潔な身なりだ 「The Guardian」の記事より

■孤独な生活の後に彼を待っていたものとは!?

 捜査当局がクリストファーのテントを解体した際に押収した証拠品はトラック2台分にもなり、少量の食料のほかにプロパンガスのタンク、防水シートやラジオ、携帯型ゲーム機、小型テレビ、電化製品を充電するために盗んだ車のバッテリー、新品の一流アウトドアブランドの寝袋、腕時計、衣服、小説まであった。

 またクリストファーは数百ドルをほぼ1ドル札で保管していたが、その多くが腐食していたことから現金に手をつけていなかったのだろうと当局は見ている。

 その後、クリストファーは強盗と窃盗の罪で7カ月の実刑を言い渡された。服役を終えた後も毎週、裁判官の元へ通い、兄弟の働く金属加工会社に就職している。

 27年間に及ぶ森の中での生活が世に知られてからというもの、クリストファーの元には500件を超える取材依頼があったが、彼が受けたのはマイケル・フィンケルというジャーナリストによる1件のみだった。

 インタビューの中でクリストファーは「自分の行動について説明はできません。何かを計画したり、考えて行動したわけではありませんでした。27年間、退屈したり寂しいと感じたことはなかった。もしも孤独が好きな人ならばあの暮らしは苦痛ではないでしょう」と語った。

 当局による検査の結果、クリストファーに精神疾患などは見られず、動機も見つからなかった。それまでの暮らしを捨て去ったのは、独りになりたかったという思いだけである。

 照れ屋で一見、つかみどころのない雰囲気のあるクリストファー。森の中で27年間を孤独に生き延びたその強靭な精神は、これからの彼の人生にきっと役立つのではないだろうか。
(文=清水ミロ)


参考:「Mirror」、「The Guardian」、ほか

コメント

3:匿名2017年4月11日 10:49 | 返信

>2
この元になった記事のタイトルは
This man lived alone in a forest for 27 years-but he has no idea why he did it.

だから和訳するとトカナのタイトルと全く違うね。
他の人もそうだけど、トカナの記事ってまるまる和訳するだけじゃないんだろうか。

ちなみにニートの和訳は脛かじりではなくて
きちんとした、とか小奇麗な、とかだよ。自分も辞書で引いてみよう!

2:英語の勉強してね2017年4月10日 23:16 | 返信

ニート(脛かじり)じゃなくてスィーフ(泥棒)だろwww
ニートの意味ぐらい辞書で引いてくださいな、清水さん(苦笑)。

1:ぺろ2017年4月10日 16:10 | 返信

なんかいつものトカナの記事に慣れてるからか、かわいらしい犯罪だと思ってしまった。
命のやり取りじゃない平和な犯罪というか。
映画にしても面白そう。

コメントする

お名前
コメント
画像認証
※名前は空欄でもコメントできます。
※誹謗中傷、プライバシー侵害などの違法性の高いコメントは予告なしに削除・非表示にする場合がございます。