米国の優れた報道に贈られるピュリツァー賞の授賞作が10日、ニューヨークのコロンビア大学で発表され、解説報道部門で、各国指導者らのタックスヘイブン(租税回避地)関与の実態を暴いた「パナマ文書」を報じた「国際報道ジャーナリスト連合(ICIJ)」など3団体・社が選ばれた。
流出したパナマの法律事務所の文書をもとにしたこの報道には、約80カ国のジャーナリスト約400人が国や報道機関の枠を超えて取り組んだ。日本からはICIJと提携する朝日新聞と共同通信の記者が加わった。同賞は米国での報道が対象だが、授賞理由の中ではこうした国際的連携にも触れられた。(ニューヨーク=鵜飼啓)
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朝日新聞国際報道部