蹴球探訪
異端のレジェンド 土屋征夫 41歳9カ月“J1最年長出場”(5月25日)
【ドラニュース】新企画「CHASE」亀沢、執念のヘッド 初勝利導いた内野安打2017年4月11日 紙面から ドラゴンズの勝敗を分けた「一球」「一瞬」に迫る「チェイス」。第2回は7日のDeNA戦(ナゴヤドーム)から、開幕7戦目の森監督初白星を導いた、ガッツマン亀沢恭平内野手(28)の渾身(こんしん)のプレーをクローズアップした。 開幕2カードを終えて5敗1分け。ダッシュに失敗した竜の首脳陣が、起爆剤にとこの試合の先発メンバーに書き込んだのが亀沢だった。その起用が4打席目に当たった。互いに点を取り合って4−5で迎えた7回1死。亀沢の打球は遊撃へ高くバウンドした。土煙を上げながら、亀沢は頭から飛び込んだ。 「あそこの打席は塁に出ることしか考えていなかった。ヒットは打ちたいけど、ヒット、ヒットって意識したら崩れるだろうし、とにかく塁に出ることだけ。どんな形でもいいから」 流れを変えた。ゲレーロが中前打で続き、3番手の須田は降板。代わった進藤からビシエドが中前打を放ち、亀沢が同点のホームを踏んだ。さらに四死球と犠飛で計3点を奪い、逆転に成功した。 なぜ2番・亀沢だったのか。大島が打率4割6分2厘、ビシエドが3割6分8厘(10日現在)と1、4番が機能していながら、得点力が上がらない。得点圏での勝負弱さと打線が寸断されることが要因だ。9試合で3人を起用している2番の人選も悩みどころの一つ。DeNAの先発はデータの少ない新外国人のクライン。右腕だからというのも亀沢を使った理由の一つだろうが、左というだけなら直近2試合で2番を務めた京田や前日に二塁で先発した溝脇もいる。打順を検討する土井打撃コーチは、その理由を「それまではしつこいのが欠けていた」と説明した。 PR情報 |