どうも!こばやしです。
今回はポジティブ思考のすゝめです。
私は仕事柄、派遣社員の方に指導をする場面が多いです。
業務上は部下という立場ですが、年上を相手にすることも多々あります。
そんなときに気を付けたいのが、相手の気持ちを尊重するということ。
指導方法は数あれど、これを忘れてはいけません。
また、指導する以上は、気持ちが落ち込むことが無い様に配慮しなくては。
そこで私がよく使う質問が
「今の自分は何点ですか?」
というフレーズです。
質問の狙いと効果
さて、こんな風に上司に問いかけられた場合には、みなさんは何と答えますか?
私の経験上、だいたい60~70点くらいの回答が多いです。
この質問の狙いは何でしょうか?
それは、自分の課題と強みを感じて欲しいからなのです。
60点と答える人のほとんどは、自己評価はそこまで高くありません。
ですが、自分を認めてほしい気持ちも混じっています。
まあ、60点という数字がそれを表していますよね。
部下が「60点くらいですかね…」と答えたとします。
そうすると私は「60点かぁ!半分以上はできてるってことだね!」と答えます。
とにかくプラスに考えましょう。
そして更に「残りの40点は何が足りなかったの?」と問いかけます。
そうすると「〇〇が上手くいかないので~」などと、理由を話してくれます。
それが当人の考える、自身の課題です。
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ここでのポイントは、課題に自分で気付いてもらうことです。
そしてそれを、自分で認めること。
課題や問題を誰かに指摘されると、それが正しくとも気分が良いものではありません。
素直に聞いてくれるものも、反発してしまったりします。
ですが自分で考え、自分で気付き、認めた課題だと、真摯に向き合ってくれることが多いものです。
自己採点から、自身の課題に気づいてもらった後は、強みに気づいてもらう番です。
今度は、"残りの40点ではなく、60点を取った部分”に注目します。
60点という数字の裏を返せば、自分でもそれなりに出来ていると思っているってことです。
なので…
「60点って、どういう所で点数を稼いだの?」
「出来てるって思った部分はどういうところ?」
と問いかけます。
そうすると、自分で60点と言った手前、自分の強みと向き合おうとしてくれます。
肝心なポイントですが、なんとか捻り出した答えがどんなものであれ、その強みはしっかりと承認してあげましょう。
ここでその強みを否定してしまうと、関係性は台無しです。
気を付けてくださいね。
強みと課題は、他人に指摘されるのではなく、気づいてもらうもの。
「今の自分は何点ですか?」と質問することで、その人の自己肯定感を高めるきっかけになります。
人から褒められるのも大事ですが、自分を自分で褒められるようになることは、もっと大事ですから!
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