2/2
不変的な日常
あの事件からどれだけの月日が経っただろう。未だに夢を見る。自分が主役の夢を。夢の僕はとてつもなく強く、あらゆる層のボスをなぎ倒していく。英雄扱いされる。今もナーブギアを使ったゲームをしている。夢の僕とは程遠い現実。もう変えることなど出来ないのだろう。これが僕だ。日常だ。変わることのない、不変的な日常。この日常が続くのだと思っていた。そう、あの日、交通事故に遭うまでは・・・。
凄惨な事件から数年後、僕は事故にあった。意識不明の重体だったらしい。夢だったのかもしれない。でも夢というにはあまりにも現実的で、とても高ぶる体験をした。僕は舞い戻ったのだ。数年前までは日常であった、あの世界に。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。