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【ゴルフ】

テレサ・ルーが大逆転 ミセスで初V ホールインワン「奇跡起きた」

2017年4月10日 紙面から

最終日、3番でホールインワンを決めたテレサ・ルーは、ボールをカップから取り出し笑顔を見せる=兵庫・花屋敷GCよかわCで(武藤健一撮影)

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◇スタジオアリス<最終日>

 ▽9日、兵庫県三木市・花屋敷GCよかわC(6293ヤード、パー72)▽天候・曇り、16・3度、北北東3・9メートル▽賞金総額6000万円、優勝1080万円▽54選手(うちアマ4人)▽観衆7168人

 4打差2位からスタートしたテレサ・ルー(29)=台湾=が3番パー3でのホールインワンなど1イーグル、4バーディー、2ボギーの68で回り、75と崩れた申ジエ(28)=韓国=を逆転。通算11アンダーで今季初、昨年11月の大王製紙エリエールレディス以来となるツアー通算13勝目を飾った。優勝した選手が最終日でホールインワンを達成したのはツアー史上6人目。3打差の8アンダー2位に申ジエとキム・ハヌル(28)=韓国、6アンダー4位に鈴木愛(22)=セールスフォース=が入った。

 待望のミセス初Vは、日本ツアー8年目にして初めてのホールインワンとともにやって来た。「もう夢みたい。奇跡が起きました!」とテレサ。3番パー3、ピンまで143ヤードで8番アイアンを選択。「2バウンドして入りました。奥に向かって速いから、グリーン面に落ちてからは止まれって思っていたのが…」とその瞬間を振り返った。

 昨年12月6日に結婚。人生の伴侶・武山孝人さん(34)=建築建材会社役員=も大逆転Vの一部始終を見守った。

 「結婚してから、週末は主人が遠征先に来てくれるので何でも一人じゃなくなった。相談相手ができて本当によかった。いろんなことを冷静に分析してくれるし」

 今季はまさかの開幕予選落ちに始まり、前週までトップ10なし。「ちょっと焦りました。結婚して成績が悪くなったとか、練習してないんじゃないかとか言われて悔しかったし。このオフは今までで一番練習したのに」。そんなモヤモヤもこのVで一気に吹っ飛んだ。

 「主人のおかげで視野も広がっている。最近は教えてもらいながら日本の新聞も読んでます。豊洲問題とかね」。うふふと笑いつつ肩をすくめたテレサ。今季初V副賞は東京−パリ間の往復ペア航空券。タイムリーな賞品に「新婚旅行がまだだからちょうどよかった」と喜んだ。

  (月橋文美)

 

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