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【大リーグ】

田中また初勝利お預け 2戦連続で大乱調

2017年4月10日 紙面から

オリオールズ戦の5回、四球で満塁のピンチを招き、汗を拭うヤンキース・田中=ボルティモアで(共同)

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◇オリオールズ5−4ヤンキース

 【ボルティモア共同など】大リーグは8日、各地で行われ、ヤンキースの田中将大投手(28)はオリオールズ戦で5イニングを6安打3失点、メジャー自己ワーストの1試合6四死球で今季初白星はお預けとなった。チームは4−5で逆転負けした。レンジャーズのダルビッシュ有投手(30)はアスレチックス戦で6イニングを4安打1失点と好投したが、味方の援護に恵まれず今季初黒星を喫した。マーリンズのイチロー外野手(43)はメッツ戦の9回に代打で登場し、今季初安打となる右前打を放った。

 エースらしからぬ投球が開幕から2試合続いてしまった。田中は3年ぶりにメジャー自己ワーストを更新する6四死球で、4与四球も同ワーストタイ。結局5イニングで92球も費やし、むしろ3失点で収まったのが不思議なほどだった。

 「回が進むにつれて思うようにいかなくなった。先頭打者に四球を出したり、点を取ってもらった後に失点したり、要所で抑えられなかった」。田中は悔しさをあらわにした。4回は先頭打者を四球で歩かせた後に1失点。味方打線が2点を援護して4−1とした直後の5回は、安打と死球で招いた無死一、二塁のピンチから右翼フェンス直撃の適時二塁打などで1点差に詰め寄られた。

 5回は今季最速の98マイル(158キロ)をたたき出したが、身上のピンポイント制球がなければ宝の持ち腐れ。開幕戦も3回途中7失点だったため、球団地元紙ニューズデー(電子版)は「周囲が言い張るように、健康面で本当に田中に問題がないのならば、これまでの4年間で見たこともない惨状だ」と厳しく報じた。

 

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