日米外相会談 化学兵器の拡散に向けた連携確認
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岸田外務大臣は、訪問先のイタリアで、アメリカのティラーソン国務長官と会談し、シリア情勢を踏まえて、化学兵器の拡散防止に向けた連携を確認するとともに、北朝鮮問題で中国がさらに大きな役割を果たすよう、日米両国で働きかけていくことで一致しました。
G7=主要7か国外相会合に出席するためイタリアを訪れている岸田外務大臣は、アメリカのティラーソン国務長官と、日本時間の午後4時半ごろからおよそ30分間、日米外相会談を行いました。
会談で、両外相は、シリア情勢をめぐって意見を交わし、岸田大臣はアサド政権に対するアメリカの軍事行動について、「化学兵器の拡散と使用を抑止するために責任を果たそうとするアメリカの決意を支持する」と伝えました。
これに対し、ティラーソン長官は「化学兵器で女性や子どもを含む無実のシリア市民が多く死傷していることを受けて、化学兵器が二度と使用されないようにするため、軍事行動を行った」と説明したうえで、「日本の明確な支持の表明を感謝する」と述べました。そして、両外相は、化学兵器の拡散防止に向けて、日米両国で連携していくことを確認しました。
また、核やミサイル開発を続ける北朝鮮問題について、ティラーソン長官が、先の米中首脳会談の内容を説明し、両外相は、中国の役割が極めて重要だという認識を共有したうえで、日米両国で、中国がさらに大きな役割を果たすよう働きかけていくことで一致しました。
そして、両外相は、今月18日に麻生副総理兼財務大臣とペンス副大統領との間で行われる日米の新たな経済対話の初会合について、日米関係の強化に向けて有意義なものとなるように努力していくことを確認しました。
会談で、両外相は、シリア情勢をめぐって意見を交わし、岸田大臣はアサド政権に対するアメリカの軍事行動について、「化学兵器の拡散と使用を抑止するために責任を果たそうとするアメリカの決意を支持する」と伝えました。
これに対し、ティラーソン長官は「化学兵器で女性や子どもを含む無実のシリア市民が多く死傷していることを受けて、化学兵器が二度と使用されないようにするため、軍事行動を行った」と説明したうえで、「日本の明確な支持の表明を感謝する」と述べました。そして、両外相は、化学兵器の拡散防止に向けて、日米両国で連携していくことを確認しました。
また、核やミサイル開発を続ける北朝鮮問題について、ティラーソン長官が、先の米中首脳会談の内容を説明し、両外相は、中国の役割が極めて重要だという認識を共有したうえで、日米両国で、中国がさらに大きな役割を果たすよう働きかけていくことで一致しました。
そして、両外相は、今月18日に麻生副総理兼財務大臣とペンス副大統領との間で行われる日米の新たな経済対話の初会合について、日米関係の強化に向けて有意義なものとなるように努力していくことを確認しました。