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○深夜05(廃止)

深川営業所


運輸成績(年度)
  乗車
人員
一日
平均
運賃
(千円)
一日
平均
H1 50,586 259    
H2 65,047 265    
H3 58,299 236 15,897 64
H4 27,166 88 8,196 27
H5 23,974 97 7,233 29
H6 42,790 173 13,032 53
H7 38,125 154 12,759 52
H8 24,907 101 8,336 34
H9 22,918 93 7,670 31
H10 22,554 91 7,548 31
H11 21,969 90 7,352 30
H12

 
系統一覧
本1 9.200km 東京駅南口→銀座4→晴海3→豊洲駅→辰巳駅→深川車庫
本2 7.220km 東京駅南口→銀座4→晴海3→豊洲駅→東雲都橋→深川車庫
折1 5,500km 東京駅南口~銀座4~晴海3~豊洲駅
折2(廃止) 7.870km 有明コロシアム→豊洲駅→晴海3→銀座4→東京駅南口
折3(廃止) 2.570km 豊洲駅→東雲都橋→有明テニスの森

本線の始終発時刻
東京駅南口発 東雲回り23:30
豊洲止0:10
辰巳周り1:10
豊洲駅発 23:00・23:40
0:40

回数・速度
  本1 本2 所要時間 表定速度
平日 1回 1回 1回 35分(本1) 15.7km/h

変遷
系統 施行年月日 所管 距離 概要
深夜05  H 1. 6.19 深川 9.200km 東京駅南口→(辰巳/東雲)→深川車庫が開通
深夜05折2 H 1. 6.19 深川 7.870km MZA有明→豊洲駅→東京駅南口が開通
深夜05折3 H 1. 6.19 深川 2.570km 豊洲駅→有明テニスの森が開通
深夜05折2 H 3 深川 7.870km MZA有明閉館により有明コロシアムに起点を変更
深夜05折2・3 H 8. 4. 1 深川 *** 有明コロシアム→東京駅南口・豊洲駅→有明テニスの森を廃止
深夜05 H 深川 *** 東京駅南口~深川車庫を廃止

 平成元年には深夜01~深夜04の4系統に加え、新たに05~08の4系統がお目見えした。その中でもこれは、都05をベースにした有明・東雲・辰巳地区への深夜バスである。有楽町線と真っ向勝負といった形になっているが、最終バスは1:10と都営バスの中では最も遅い便である。都区内まで広げてもここまで最終が遅い系統はそうはない。

 さて、この系統。辰巳や東雲にある団地群への輸送が現在では主目的だが、かつてはもう一つの役割があった。エムザ有明……今やバブルのあだ花という認識ぐらいしかないが、本当にバブリーな施設だった。'89の都バス路線案内の裏側には施設紹介が載っている。引用してみよう。

「MZAとはMedia・Zone・Amenityの頭文字から。コロシアム前の約2,000坪の敷地に、レストラン、カフェ・バー、ライブシアター、コンサートホール、ショッピングの5つの施設をもつ、いちばんホットなミニシティです。」

 何のことだか訳わからんが、要するバブル期、芝浦などの臨港地帯にあったディスコ群の一つ。何がバブリーって建物の外観がすごかった。時代錯誤っぽくて。で、それの運用のために豊洲発23:55→MZA有明0:05→東京駅南口0:30→深川車庫という運用が存在した。しかしMZA有明の存在した期間は短く、1988年7月~1990年12月29日のわずか2年半である。それ以降もこの運用は細々と続いていたが、平成7年にまるごと廃止。ちなみにエムザ有明停留所は現在の有明コロシアム停留所である。それから先は現在のダイヤと同じとなっている。輸送人員もピーク時の1/3以下になってしまい、今後がちょっとばかり心配である。

 この系統の特長は辰巳回り・東雲回りをそれぞれ1本ずつ運転している(豊洲まではさらに間に1本)ことであろう。それまでは本数が倍あったのだが、間引きされてしまい各行き先が1本ずつしか残っていない。団地輸送が主目的ということもあって、上りは豊洲駅始発となっている。また、これより前に1往復、運賃200円の都05として東京駅南口~豊洲駅を1往復走らせている。