ハンガリー 大学廃校で首相退陣求め8万人デモ
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ハンガリーでは、保守派のオルバン首相が、政権に批判的なリベラル派の大学を廃校に追い込むための法改正を行ったとして反発が高まっていて、9日、首都ブダペストで8万人の市民が反政府デモを行い、オルバン首相の退陣を求めました。
ハンガリーのオルバン政権は今月、教育法を改正して外国人が設立するなどした教育機関の認可基準を厳しくしたため、アメリカの著名な投資家のジョージ・ソロス氏が創設に関わった中央ヨーロッパ大学が廃校に追い込まれる見通しになりました。
これに対し、市民の間からは、政権に批判的なリベラル派の教育機関を弾圧するための改正だとして反対の声が上がっていて、9日、首都ブダペストで8万人が参加して、オルバン首相の退陣を求めるデモが行われました。
オルバン政権は、2010年に発足して以降、憲法を改正するなどして政権に批判的なメディアやNGOなどへの締めつけを行っていると指摘されています。デモに参加した20代の女性は「大学を廃校にするなんて考えられない。このままでは民主主義の価値観が失われ、独裁になってしまう。恐ろしい事態だ」などと話していました。
地元メディアによりますと、今回のデモはオルバン首相が政権に就いて以来、最大規模だということで、教育法の改正をきっかけに、強引な政権運営に対する市民の不満が一気に表に出た形となっています。
これに対し、市民の間からは、政権に批判的なリベラル派の教育機関を弾圧するための改正だとして反対の声が上がっていて、9日、首都ブダペストで8万人が参加して、オルバン首相の退陣を求めるデモが行われました。
オルバン政権は、2010年に発足して以降、憲法を改正するなどして政権に批判的なメディアやNGOなどへの締めつけを行っていると指摘されています。デモに参加した20代の女性は「大学を廃校にするなんて考えられない。このままでは民主主義の価値観が失われ、独裁になってしまう。恐ろしい事態だ」などと話していました。
地元メディアによりますと、今回のデモはオルバン首相が政権に就いて以来、最大規模だということで、教育法の改正をきっかけに、強引な政権運営に対する市民の不満が一気に表に出た形となっています。