青木瑠璃子、肉を焼く(絆を感じながら食べる編)

タン塩がなくても締め切りはやってくる。青木瑠璃子です。

「いきなりタン塩ってなんだ!?」

と思った方は前編をお読みください。8割意味のない前振りが書いてあります。ゲストは前編に続き、佐藤有世さん、西田望見さんです。

前振り。そう、前振りです。前回のコラムは前振りなのです。全ては今回の「やきにく」ならぬ「BBQ」のための！ BBQで肉を焼く。食べる。美味しい…。

人はなぜ肉を焼くのでしょう？ 肉を焼く、という簡単でシンプルな調理方法。数万年前、我々人類が狩猟生活をしていた頃からのプリミティブな調理方法です。なぜ「プリミティブ」なんて言葉が飛び出したのか、自分でも驚いています。これもノマドワーカー達に混じってカフェで原稿を書いているからでしょうか。すっかりライター気分です。まずい！ もっと親しみのあるワードでコンテクストを考えながらセンテンスをブラッシュアップしていかないと読み手のコンセンサスが得られない～！

話を戻しましょう。肉を焼くわけですが、前回申し上げました通り“ゲストのお二人に”頑張って焼いてもらいます。有世さんは先輩なのに、焼いてもらうのかって？ 大丈夫です。優しいので焼いてくれます。それに「有世さんの女子力ならお任せできると思いまして〜」とおべっかを言ったらすんなりOKしてくれました。ちょろいのです。っていうか「おべっか」って。急に語彙の年齢が高くなりました。これもさっき横文字を多用した反動でしょうか。

ダーニシはなんと初めてのバーベキューだったらしく、初めてを頂いてしまう形となりました。きゃっ。でも初めてなりにとっても頑張ってくれたし、わたしがその辺から拾ってきた松ぼっくりをプレゼントしたら、途中何度か捨てようとしたものの、ちゃんと持って帰ってくれました。（だって捨てないように見張ってたもん）（別れたあと駅で捨てたかもしれない）（そんなことより有世さんは松ぼっくりが松の木にできることを知らなかった）（松ぼっくりの木≠松の木だったらしい）（コーナーで差をつけろ）

そんなわけでお二人に頑張ってもらっている間、わたしは後ろで課外学習か何かできている中学生の観察でもしていようと思っていたのですが、サボるわけにもいかないので、お手伝いをしました。でも結局ほとんどお二人にやっていただいてしまった…本当にありがとうございます。おかげさまで肉はちょー美味しかったです！

つたない言葉でしか表現できませんが、ぎゅう肉は美味しい。でもそれも仲間と一緒に食べてこそだということを、焼きたての肉をそしゃくしながら改めて感じました。やはり持つべきものは友人であり、素敵な先輩後輩なのです。にんげん関係をおざなりにしがちな皆さん、同じ釜の飯をくって、もう一度友人や身近な人との絆を確認してみてはいかがでしょうか？