米国務長官 シリア攻撃引き合いに 北朝鮮を強くけん制
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アメリカのティラーソン国務長官は、核やミサイルの開発を続ける北朝鮮への対応をめぐり、シリアへの攻撃を引き合いに「国際規律や合意に違反し、他国への脅威となるならば、対抗措置がとられるだろうということだ」と述べ、北朝鮮を強くけん制しました。
アメリカのティラーソン国務長官は、9日に放送されたABCテレビの番組でインタビューに答えました。
この中で、アメリカによるシリアの軍事施設への攻撃から北朝鮮はどのようなメッセージを受け取るべきかと問われたのに対し、「どのような国であっても、国際規律や合意に違反し、他国への脅威となるならば、ある時点で対抗措置がとられるだろうということだ」と述べました。
そのうえで、「われわれの目的は朝鮮半島の非核化だと明確にしている」と述べて、国連の安保理決議に違反して核実験や弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮を強くけん制しました。
一方、一部の報道で、ホワイトハウスのNSC=国家安全保障会議がトランプ大統領に示した対応の選択肢に、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長の暗殺も含まれていたと伝えられたことについては、「北朝鮮の体制の転換は目的ではない。そのような計画は知らない」と述べ、否定しました。
また、安全保障担当のマクマスター大統領補佐官は、原子力空母カール・ビンソンを中心とする艦隊を西太平洋に向かわせたことについて、FOXテレビのインタビューで、北朝鮮をけん制する目的があるとしたうえで、「大統領は脅威を除去するため、あらゆる選択肢を示すよう指示している」と述べ、圧力を強める構えを見せました。
この中で、アメリカによるシリアの軍事施設への攻撃から北朝鮮はどのようなメッセージを受け取るべきかと問われたのに対し、「どのような国であっても、国際規律や合意に違反し、他国への脅威となるならば、ある時点で対抗措置がとられるだろうということだ」と述べました。
そのうえで、「われわれの目的は朝鮮半島の非核化だと明確にしている」と述べて、国連の安保理決議に違反して核実験や弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮を強くけん制しました。
一方、一部の報道で、ホワイトハウスのNSC=国家安全保障会議がトランプ大統領に示した対応の選択肢に、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長の暗殺も含まれていたと伝えられたことについては、「北朝鮮の体制の転換は目的ではない。そのような計画は知らない」と述べ、否定しました。
また、安全保障担当のマクマスター大統領補佐官は、原子力空母カール・ビンソンを中心とする艦隊を西太平洋に向かわせたことについて、FOXテレビのインタビューで、北朝鮮をけん制する目的があるとしたうえで、「大統領は脅威を除去するため、あらゆる選択肢を示すよう指示している」と述べ、圧力を強める構えを見せました。