気がつけばもう春になっているような、2017年の4月。金曜夜から実家へ帰ることにした。
職場のある東京駅から横須賀線に乗って20時すぎに鎌倉駅で下車をした。夜の人が少ない春の生暖かい鎌倉を由比ヶ浜方面へ歩いて、気に入っている+ SOBA BAR の席はあいているかな?とのぞく。入口近くのテーブル席があいていた。壁のメニューを見る。飛島の塩辛が無かったのは残念だったけれど、玉こんにゃくや、だしやっこという定番のつまみ、大好きなホタルイカを頼んで、それからもちろん日本酒。上喜元がやはり好きだなあ。テーブルでお店の方が小さなもっきりにお酒を慎重に注ぐのは、見るのもいつも緊張する。3杯くらい飲んで、1時間と少々、最後につったい鳥中華を半分頼むのが良い感じ。今日もおいしかった。
実家のある鎌倉逗子ハイランドというエリアは、春になると桜並木が非常に綺麗で、歩くのが楽しくなる。家からバスで逗子駅に向かうときの、坂上(最寄り)→夕日台公園→西友ストアー前……というルートは桜のトンネルを進んでいくのがちょっとしたアトラクションのようで、朝は会社へ行くのもわくわくする。
土曜日。不思議と早起きできたから、小雨が降るなか鎌倉駅まで歩くことにした。
途中報国寺に寄った。報国寺はとにかく朝早くに行ったほうが良い。観光のお客さんがまだ集まる前に行けば、誰も歩かない竹林を独り占めできる。昼や夕方になってしまうと、一本道をすれ違うのが困難になるほどに混み、疲れるから、行きたくない。
昼飯は六弥太さん。そういえば以前こんな記事も書いたっけ、と思い出した。昼からビールとふわふわ、ジューシーな豆腐ハンバーグ。お店の方のおすすめの食べ方にそって、ハンバーグをそっと割り、たれを流し込むと徐々に肉汁と混ざっていくのが堪らない。すごくお腹が減っていたから特別に美味く感じた。
これが大好きな豆腐ハンバーグ。
ご飯はもちろんしらすご飯にする。店主の方が本当に優しいから、お店の雰囲気も良くなる。また好きになる。雨だから鎌倉の人も少なめかなと思ったけれど11時30分すぎにはもう満席。昼飯の後、駅前でお土産を買って島森書店で本を書って、その後納言志るこ店に行ってクリームあんみつとウーロン茶。12時過ぎ、店は空いていてほっとした。東急で夕食の材料を買い、家で夕方寝る。夜はチーズリゾットの作るのが楽しくて、美味い。食べながら日本酒を飲んで皆で映画を見た。
日曜日。昼前に逗子まで歩いて、カンティーナでピザを食べた。逗子海岸を見ると、サーファーやSUPを楽しんでいる人が多かった。天気が悪いせいか波も高く、楽しいのかもしれななあ。泳ぐのが好きではないから、こういったスポーツにはあまり興味がわかないな、とどんどん増えていく海にいる人をぼんやり眺めながら思っていた。逗子駅前まで戻って良い物あるが少々高いスズキヤで、ちょっと良い肉と白エビの刺身を買って、家へ帰って窓を開けて雨の音聞きながらまた昼寝。ああすっきり。夜は山形牛と牛タン、白エビ、大好物のぜんまい。日本酒は長野のMIYASAKA。特に何があるという訳ではないけれど、こんな1日もたまにはいいか。東京からは遠いけれど、鎌倉や逗子で過ごす休日もなかなかいいのかもしれない。