どうも!こばやしです。
書店を見て歩いていると、最近「まんがでわかる」「マンガで学ぶ」といったビジネス本をよく目にします。
私は昔から、マンガで学ぶ系の本が好きで、小学生の頃は「学習漫画 日本の歴史シリーズ」を読みふけっていたものです。
元々小さい頃から漫画が好きだったため、やはり活字よりも漫画のほうが読みやすいし、学習するということへの抵抗感が少ない。
ストーリーがあるし、絵だと流し読みもできて、読みだすまでのハードルが低いんですね。
きっと同じように感じる人が多いのでしょう。
この手のビジネス系マンガは人気みたいです。
そんな「マンガで学ぶ○○」ですが、ブームの火付け役になったのは「まんがでわかる 7つの習慣シリーズ」で間違いありません。
ベストセラーになり、ビジネス書ランキングで1位を獲るなど、異例の人気でした。
かくゆう私も、「7つの習慣シリーズ」は全巻を購入しています。それも電子書籍ではなく、実物で。
このシリーズがヒットした理由は上に記した理由もあるだろうし、ビジネス本で漫画形式というのはセンセーショナルだったということもあります。
しかしもっとも重要な要素は、マンガとしても面白さが秀逸だったです。
作者の小山鹿梨子さんの描くキャラクターたちは見た目から可愛く、活き活きとしています。
それは小山さんが少女漫画の世界で活躍していたことも一因でしょう。
また、小山さんの描いた「7つの習慣シリーズ」が優れているポイントが、構成です。
漫画で7つの習慣を学ぶわけだから、物語のなかで当然、起承転結が起きます。
そのストーリーのなかで自己啓発を学ぶわけで、どうしても活字が多くなりがちなはず。
コマのなかでセリフが多くなったりしそうなものですが、とてもスッキリとした構成で読みやすいんです。
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対照的な例がワンピース。
コマのなかで吹き出しがズラーっとしていると、とても読みづらい。
漫画なのだから、表情や絵の動きで伝えるべきところが、活字の要素が多いと非常に見苦しくなります。
書店にならぶ「まんがでわかる」系の類似本も、このパターンが多いんです。
とってつけたようなストーリーに、とにかく絵が下手。
そうなるとキャラクターに感情移入しにくいし、コマ割りがメチャクチャで、セリフも多くて読みづらい。
もう、明らかに漫画としての魅力に欠けています。これでは、立ち読みすらしたくなくなってしまう。
7つの習慣シリーズのヒットに続きたい出版社の気持ちはわかります。
ただ、採用する漫画家を選ぶべき。
恐らく予算の関係なんでしょうけど、ヒットせずにくすぶっているような3流漫画家を使うのはやめてほしい。読めたものじゃない。
最近はこれがあるので、Amazonではこの手の本を購入できなくなっている。
実物を手に取って、マンガとしての面白さを確かめないと怖すぎます。
マンガで学ぶわけだから、マンガとしてのクオリティをもっと追求すべきです。