ソウル=牧野愛博
2017年4月9日18時15分
米原子力空母カールビンソンが寄港先のシンガポールを離れ、朝鮮半島近海に向かうことになった。在韓米軍関係者が9日、明らかにした。北朝鮮では今週から政治的な行事が続き、軍事的な挑発の可能性が高まっている。米空母の派遣は、北朝鮮を牽制(けんせい)する狙いがありそうだ。
カールビンソンは母港の米西海岸に戻る途中、朝鮮半島近海を通過する。駆逐艦や潜水艦なども随行する。在韓米軍関係者は「特に大きな演習が予定されているわけではない」と語り、米朝間で軍事的な緊張が高まっているとの見方を否定した。
カールビンソンは3月15日に韓国・釜山港に寄港。米韓合同軍事演習に参加した後、東南アジア方面に移動していた。
北朝鮮では11日、国会にあた…
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朝日新聞国際報道部