【Trainspotting2 レビュー 】
さっそくですが、公開日に『トレインスポッティング』の続編であるダニー・ボイル監督最新作『T2 トレインスポッティング』を観てきました。
軽く感想を書きたいと思います。
かなり遅い時間帯(レイトショー)にもかかわらず、広い箱もわりかし埋まっていました。
30代の男女カップルがメインの客層の中、60代ぐらいの方もちらほらいてびっくり。
【ストーリー・あらすじ】
ストーリーやあらすじは細かいこと言わずに、まずトレイラーを見るのが一番でしょう。
ストーリーは前作より動きがあり、話の内容だけでいうと、1より充実していると感じました。話の焦点は、「昔の裏切り」と「登場人物のその後」に絞られており、前作のファンにはたまらない内容になっています。
さっそく感想を軽く箇条書きで。※ネタバレありです
- OPのロゴも前作を踏襲
- エレベーターの階層の表示、車に映像が映る場面、スパッドのサインのシーン、鏡の部屋などビジュアルがとにかくおしゃれ。
- 前作では何度も出てきたドラッグの描写が、今回は2,3回?しかなかったのが少し残念。
- 今回もクラブのトイレシーンは健在。
- バイアグラ摂取後のベグビーは必見。
- スパッドが自殺を試みるシーンは間違いなく大きな笑いが起こるはず。
- 俳優もみな良い感じで歳を取っており違和感なく鑑賞できた。
ユアン・マクレガーが歳を取ってもかっこよすぎ!!
ベグビーの息子も男前すぎ。 - 前作の「山」や修道院長など細かい部分も出てくるのでどの場面も見逃せない
- トレインスポッティングのという語句の意味にもしっかり触れていて、よい終わり方でした。
本当にざっくり感想を羅列しましたが、この映画、何より数十年前の映画の続編が観られってだけで価値があります。
もちろん僕は後追い世代ですが、リアルタイムで見ていた人には感動物だったのではないでしょうか。
【サウンドトラックについて】
以前も書いたように、この映画では音楽が重要な役割を占めています。
今回の音楽について軽く雑感を。
OPのHigh Contrastの「Shotgun Mouthwash」、かなり映画の場面にはまっており、これだけでもサントラ盤を購入してしまいそうになります。
The Clashの「ハマースミス宮殿の白人」もバッチリ。
前作の音楽もところどころで流れ、
冒頭でもルー・リードの「Perfect day」が流れます。
他にも、前作のトイレの海を泳ぐシーンで流れるブライアンイーノの「Deep Bue Day」が何度も流れたのが個人的には◎です。
前作ではラストシーンを飾ったアンダーワールドですが、今回の「Slow Slippy」はわりかし地味目に流れました。回想シーンで流れた「Born Slippy」の方がはるかに興奮した、といったら怒られそうですね・・・。Underworld、最近の作品はイマイチなのでその辺はご愛嬌。
クイーンの「Radio Gaga」のシーンはちょっと唐突すぎて入り込めませんでした。
無理矢理クラブのシーンを入れました、という感じがしてどうしても。。
ラストでイギー・ポップの「Lust For Life」の演出は見事。リミックス版は正統進化という感じで好感が持てました。
【109シネマのエグゼクティブシート】
いつもTOHOシネマズを利用しているのですが、最寄りの映画館では『T2 トレインスポッティング』は上映されていませんでした。
そのため6ポイント無料券を利用して109シネマズで見ることに。
せっかくなので、ネット予約でエグゼクティブシートを予約。
エグゼクティブシートは久しぶりでしたが、リクライニングしてくつろぎながら見れるのはやはり優雅ですね。こういうちょっとした贅沢はたまりません。(会員なら無料でネット予約できます)
レイトショー後の闇に映える映画広告もセンス◎!
【音楽好きの方はぜひ!】
1を観ていなくても問題はなさそうですが、実質「トレインスポッティング2」としてやはり旧作を振り返るシーンがいくつもあります。ぜひ前作を観てからトライして欲しい作品です。
同日に旧作・続編と続けて見たせいか、スコットランドのエディンバラに行ってみたくなりました。
前作のファン・音楽好きな若い方には本当におすすめです。
- アーティスト: Original Soundtrack
- 出版社/メーカー: Interscope Records
- 発売日: 2017/03/03
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