Kei's Way@Nepal

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僕はネパールを変えることができない。

~ネパール在住青年海外協力隊が贈る、生き方に悩む20代が前に一歩踏み出したくなるブログ~

ネパールの村で3日間ホームステイしたら、1つの「家族」になれた話

B.ネパール B2-1.村でのホームステイ体験

 

ナマステ!
ネパール在住ブロガーのKei(@Kei_LMNOP)です。

不定期更新ながらちょこちょこ続いているのが、村でのホームステイ。
前回までの記事を見て、またまたホームステイしたいという変わり者が現れました(笑)

今回のホームステイは今までの中でも一、二を争う感動ものでした。
僕にとっても、ものすごく心が温かくなった経験。
それでは早速中身を紹介していきます。

 

村に行く前に、まずは民族衣装を買いに行きました

今回やってきてくれたのは、会社員のMさん。
年度末で忙しい中、有休を取ってネパールまでやってきてくれました。

まずは村に向かう前に、民族衣装を購入!
女性の民族衣装は「クルタ」と言います。
どうですか?めちゃくちゃお似合いですよね!

店員さんも何度も「よく似合っている」と褒めていました。
クルタは数え切れないくらい、デザインも型も数多くあるので選ぶ楽しみもあります。
服が好きな人には買い物するだけでも楽しいですね。

このままクルタを着ると、もう身も心もネパリ!
ってことで着たまま村へと向かいました。

 

ステイ先に到着して10分で姉妹になる馴染み度!

バスで村に向かい今回のホームステイ先に到着しました。
今回お世話になった家はこちら。
4人家族なのですが、お父さんは出稼ぎで海外に住んでいます。

 

驚きだったのは、到着して10分しか経っていない中での娘さんの発言でした。
僕がネパリネームをつけてあげてほしいと言うと、自分の名前と同じ“月”という意味を持つPurnimaというネパリネームをつけてくれた後に言ったのがこちら。

 


「私たちは姉妹よ!」

 

ものすごい馴染みっぷりに笑いました(笑)
でもこんな風に仲良く歩く姿は本当の姉妹のようで、なんだか微笑ましかったですね。

 

村では何をするでもなく、のんびり過ごしてもらいました

村では散策をしたりして過ごしてもらいました。
キャラメルをつくっているお家にも遊びに行きました。

 

他にはカトマンズが一望できる丘まで少しハイキングをしたり、家族と遊んだり、周辺の植物園まで遊びに行ったりとのんびりした時間を過ごしてもらいました。
日本だとこんなのにリラックスできるような時間の過ごし方ってなかなかできないですからね。

 

特に隣の家の甥っ子君はMさんが大のお気に入り!
この写真とかめちゃめちゃかわいいですね!

 

ちなみに僕とMさんがどっちが好きかって甥っ子君に聞いてみたら、僕のことは嫌いだと言われました…(笑)

 

なんだか傍から見ていても家族感がすごかったです。
一緒にゲームをしたり、楽しい時間を過ごしてもらいました。

 

ネパールの家族との別れの涙に、僕も感動しました

そんな感じであっという間に3日目になり、別れの時がやってきました。
前日にMさんに連絡をしたら「帰りたいような帰りたくないような」と言っていたのでちょっと別れが辛くなりそうだなと思っていました。
案の定、家を出発するときに泣き出してしまうMさん。

 

 

そんなMさんを慰める娘さん。
なんかこの光景を見ていたら、僕も目頭が熱くなりました。

 

お母さんは無事に日本に帰れるようにと、ティカをつけてくれました。
おでこに赤い粉をつけるこの儀式はお祝い事や門出の時に、家族の間で行われる大切な時間。
それだけMさんのことを、本当の家族のように思っていたことがよく分かります。

 

最後はみんなで記念撮影!
隣の家の親戚も勢揃いです。

 

姉妹同士でも!めちゃめちゃいい写真ですね。

 

こうして3日間の村でのホームステイが終わりました。
たった3日間なのに、本当の「家族」を見ているようで、僕もなんだかホッコリしてしまいました。

ホームステイ体験の感想はこちら!

最後にMさんより感想をいただいたので、紹介します。


ずっと何となく行ってみたかったネパール。
航空券はとったものの、下調べもほとんどしないまま出発1週間前に。
ネパールといえばのトレッキングは体力が無さ過ぎて無理そうだなと判断し、色々調べていたら偶然見つけたのがKeiさんのブログでした。
村でホームステイができるということを知り、直前ながら連絡をさせてもらいました。

 

私が3日間ホームステイさせてもらったお家は、お母さん、娘さん、息子さんの3人暮らし。
お父さんは外国に出稼ぎ中とのことでしたが、すぐ隣には叔父さん家族のお家もあり、ほぼ一つの家族のようでした。

お家に着いてすぐに娘さんが、「私たちは姉妹よ!」と彼女の名前と同じ“月”という意味を持つPurnimaというネパリネームをつけてくれました。
ネパール人からすると、日本人の私は肌の色が白く、そして顔が丸いので「満月みたい!」とのことでした。笑

娘さんは大学生で私よりも10歳近く年下にも関わらず、まるでお姉ちゃんのように色々お世話を焼いてくれました。
彼女のおかげでみんなとコミュニケーションがとれました。ありがとう。
息子さんはサッカーの試合の遠征だったりで不在がちでしたが、短い時間にたくさん話しかけてくれました。

英語の話せないお母さんはいつもニコニコ。
気がつくと食べるものやチャイを出してくれて、ごはんの時にはいつも「コストチャ?(おいしい?)」「ミトチャ!(おいしい!)」のやり取り。
「プギョ!(お腹いっぱい!)」と言っても「少しだけ!」とおかわりをよそってくるお母さん。手で食べたダルバート、とっても美味しかったです。
お母さんのいつもみんなを見守っているような優しい目、大好きでした。

滞在中は特に何をするでもなく、キャラメルを作っているお家に遊びに行ったり、山の上のお寺まで歩いたり、隣のお家の子たちと遊んだり、赤ちゃんヤギを見ながらチャイを飲んだり…。
ちょっと遠くの公園までドラクエ的な道を歩いて行って、ネパール人はピクニックで踊るということも知りました。笑
どこでも当たり前のようにお家にあがって、おしゃべりして、チャイを飲んでという平和な村。
村のみんなが家族みたいで(実際親戚も多いのかもしれないけれど)、とても穏やかで暖かい気持ちになりました。
ネパール語が分からなくても疎外感は全く感じず、みんながおしゃべりしているのを聞いているだけでも楽しかったです。

物理的には便利とか豊かとは言えないであろう村ですが、とても心が暖かくて豊かな人々に囲まれて過ごした3日間。
たった3日間だったのに家族として迎え入れてくれ、家族として送り出してくれました。
離れたくなくて自分が泣いてしまうとは予想外でしたが、次は旦那と一緒に、その次は子どもを連れて帰ってくると約束しました。
その時までにもう少しネパール語を勉強して、お家のことやヤギのお世話なども手伝えたらなと思います。

 

また、日本で大きな不自由もなく生活し、結婚しても自由気ままに過ごしてきた私にとって、「豊かさって何だろう?家族って何だろう?」と改めて考えるきっかけになった3日間でもありました。
とりあえず会社を休んでネパールへ行って、観光もほどほどに村でホームステイというのはとても贅沢なことだなと思いました。笑

最後になりましたが、この村と家族を紹介してくださったビカスことKeiさん、本当にありがとうございました。
またネパール行くので、よろしくお願いします!

ネパリネーム「プルニマ」こと、M.Hさん


Mさん、こちらこそありがとうございました!
貴重なお休みの時間を使って、村まで来ていただけてよかったです。
ステイ先の家族にとってもかけがえのない時間になったようで、心の底から喜んでもらえたと思います。

 

ネパールに来てトレッキングをするのもいいし、世界遺産を巡るのもいい。
でもこんな風に「家族」になる体験ができるのもネパールの魅力の1つだなと改めて確認しました。
改めて、Mさん!本当にありがとうございました!

 

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ちなみに初海外で元引きこもりの人も、ネパールの村に来たことがあるんです。

次は⇒海外経験ゼロの元引きこもりが「夢をかなえるゾウ」を読んでネパールの村にやってきた話