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サリンという毒薬について教えてください。 あまりよくわからないです。ヒトラ...

let_me_awakeさん

2011/6/1515:49:57

サリンという毒薬について教えてください。

あまりよくわからないです。ヒトラーや糞オウムどもらが合成物を作ったみたいですが。

視神経や脳神経に影響するみたいですが具体的には人体はどのようになるのですか?
最近ちょっと毒薬を勉強したいと思っています。

あ、それとサリンて人工的に作れるんですね。
あの事件は小さい頃でしたがよく覚えていて未だに地下鉄がこわい…←現にあまり使用しない。

化学に詳しい方教えてください。専門知識があっても頑張って調べるんで構いません(>_<)

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ベストアンサーに選ばれた回答

編集あり2011/6/1601:38:47

●サリンは私たちの生体内中にある神経伝達物質であるアセチルコリン
を分解する酵素、コリンエステラーゼと結合し、この酵素を失活させます。
するとアセチルコリンは分解できず、生体内中に蓄積され、瞳孔の縮小や
筋肉の痙攣、貧脈、嘔吐を起こし、最終的に死にいたる恐るべき化学兵器
です。通常、サリンの解毒薬にPAM(プラリドキシムヨウ化メチル:大日本住友製薬販売)というもの
を使用します。元々、この薬剤はリン系農薬の被ばくの解毒薬でしたが
地下鉄サリン事件でも効力を発揮しました。当時の事件日に多くの病院に
運ばれた方々にこのPAMを使用しようとしましたが、特殊剤であったために、
急遽、東海道新幹線こだま号より全国から集められたPAMで600人以上
の方々の命を救った「伝説の薬剤」とよばれたほどです。

このサリンは神経剤であり、有機リン系化合物であり、自然界には絶対存在しません。
従って、サリンは完全な人工合成化合物です。通常は、フッ化ナトリウムや五塩化リン
などを原料としますが、地下鉄サリン事件以降、それぞれ毒劇物取締法及び、
化学兵器に関する特定規制物質に指定され、一般の方は入手に法的規制があります。

サリンは常温で液体、沸点147℃です。よってオウム事件ではエアロゾルで松本サリン事件
に使用され大被害を出しました。解毒薬には上記のPAMか硫酸アトロピンでも構いません。
硫酸アトロピンは生体内中のアセチルコリンの活動を一事的に停止させ、上記症状を抑えます。
PAMはサリンと結合したコリンエステラーゼからサリンだけをひきはがし、コリンエステラーゼを復活
させる薬剤です。
ドイツの第二次世界大戦時期の化学者ゲルハルト・シュラッダーを中心に4人の合成者の頭文字
をとり「サリン」と命名されましたが、化学兵器以外の用途はなく、日本以外でも化学兵器禁止条約
で取扱禁止物質になっております。
さらに歴史や詳細事項は下記の本をご覧下さい。

図解雑学 生物・化学兵器 ナツメ社
(参考:図解雑学 生物・化学兵器、再焼する化学兵器より)

補充)サリンは常温中では液体ですが他のタブン、ソマンやVXと大きく異なる
のは「揮発性が非常に高い」点です。従って、液体からすぐに気化され、特に
目や鼻からの吸引で中毒症状を起こします。又、皮膚からでも侵入し、毒性
を発揮します。従って上記の本にも防護対策などの視点も記載あります。
専門家執筆ですからご覧になられるのが1番良いと思われます。
神経剤は数ある化学兵器でも致死率が高いのが特徴であり、上記の症状
以外にも後遺症が残るなど、地下鉄サリン事件以降にも聞かれます。
これらの兵器が2度と使用されないことを願うばかりです。

■サリン被ばく状況下症状(上記本より)
○自覚症状
・鼻水が出る
・目の前が暗くなる
・息苦しい
・視野が狭くなる
・頭痛
・せき
・四肢のしびれ
・吐き気
○他覚的症状
・瞳孔の縮小
・筋肉の痙攣
・全身弛緩
・全身痙攣
・呼吸困難
・血圧上昇
・嘔吐

治療方法は地下鉄サリン事件で世界でも唯一のデータのある
聖路加国際病院でPAMが最大の効力がある。

簡単にまとめるとサリンがコリンエステラーゼに結合し、この酵素が
不活性化するとアセチルコリンが分解されず、上記症状が現れ、
最終的には死に至る。PAMはこの結合したコリンエステラーゼとサリン
のリン酸エステル結合をひきはがし、コリンエステラーゼの活性を
取り戻させるのだ!

尚、サリンは加水分解しやすい、つまり水に弱く、すぐ分解し無毒化する。
地下鉄サリン事件時に自衛隊員などが中和したのは苛性ソーダ(水酸化
ナトリウム水溶液)で同様の効果がある。又、熱にも弱い、これらを克服
した第3番目がソマンであった。
(小生、化学科卒ですからこれくらいはわかります)

●アセチルコリンとは生体の神経から放出される物質であり、
筋肉を刺激し収縮させたり、分泌線を刺激して分泌を起こしたり、
あるいは他の神経を刺激する物質で、これは神経の終末である
副交換神経後線維終末の細胞表面にあるムスカリン様アセチル
コリン受容体と神経筋接合部の細胞表面にあるニコチン様アセチル
コリン受容体、中枢神経のアセチルコリン受容体に作用し、最後
に用事が終えたときにコリンエステラーゼという酵素でコリンと酢酸に
分解させる。そしてサリンがこのコリンエステラーゼに結合することで、
酵素である、コリンエステラーゼが失活(効力を失う)ことで、アセチル
コリンが分解されず、生体内に蓄積され上記の症状が現れるのです。
そしてその解毒薬にPAM(パム)と硫酸アトロピン、最近ではジアゼパム
も有効であり併用で効果を発揮します。
これらの神経剤やその他の化学兵器は下記本によく記載があります。
(化学兵器の全貌 アリアド企画、図解雑学 生物・化学兵器 ナツメ社)

質問した人からのコメント

2011/6/16 11:07:58

降参 詳しくありがとうございました!!サリンはやはり殺人にしか使われないようですね。>アセチルコリンとは生体の神経から放出される物質であり、筋肉を刺激し収縮させたり、分泌線を刺激して分泌を起こしたり、あるいは他の神経を刺激する物質で、これは神経の終末である。
この言葉には衝撃的。それにしても毒消のものが病院で身近にあるとはびっくりです。劇薬の資格ほしいな^^

釣り主へ。自業自得じゃない?

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2011/6/1604:45:15

サリンはヒトを殺すために産み出された代物です。
体育館並の設備がないと作れません

自分は松本サリン事件の時、すぐにサリンだとわかり、何度もTV局に電話しました。
家に殺虫剤等の薬品があっただけで容疑者として取り調べをうけていたKさんが気の毒で、これは毒ガスだ!家の薬品が混ざって出来るものではない!と何度も電話しましたが容疑者扱いは変わらなかった
Kさんの疑いが晴れる結果にはなったが、自分はこの時にマスゴミへの不信感が生まれました

2011/6/1600:03:06

こんばんわ、
ネットで調べてみました。
わかりにくいですね(・.・;)
オウムが使用して有名になりましたね。
Wikipediaより。

サリン (sarin) は、1938年、ナチス・ドイツ下で開発された有機リン化合物で神経ガスの一種。サリンという名は、開発に携わったシュラーダー (Schrader)、アンブロス (Ambros)、ルドリガー (Rudriger)、ファン・デア・リンデ (Van der LINde) の名前を取って名付けられた。合成成分からイソプロピルメタンフルオロホスホネートとも言われる。

VXガスと同じでコリンエステラーゼ阻害剤として作用する。元々は有機リン系殺虫剤の開発過程で発見された物質ではあるものの、人体に対する毒性の強さや取り扱いの危険性が大き過ぎるため、実質的には化学兵器として殺傷行為に用いる以外の用途はない。

戦後日本においては、オウム真理教が自前の化学工場で合成し、使用したことで知られる

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