2013.05.04
理系の大学生は毎週のように実験レポートに追われます。僕もそのうちの一人であります。
レポートを書く際に利用しているのはMicrosoft OfficeのWordです。つい最近MacにもWordを入れました。導入した記事はこちら→Office for Macを購入!ダウンロード版で簡単にインストール出来た!
さて、理系大学生の人はご存知だと思いますが、レポートには文章だけでなく、数式も書いていきます。数式はとても入力するのが面倒でした。
そこで、数式を簡単に入力出来るショートカットがないかGoogle先生にお伺いを立てたところ、あっさり出てきました。(2年間知らぬままでレポートを書き続けていた衝撃)
今回は、Wordに関する目から鱗の数式のショートカットを、図を交えて解説していきます。理系大学生は絶対に覚えておくべき内容です。
スポンサーリンク
今回紹介する数式一覧
以下に今回紹介する数式一覧を表示しておきます。- 上付き文字
- 下付き文字
- 分数
- 積分
- 特殊文字ω
- 円周率π
- →(右矢印)
- √(ルート)
- Σ(シグマ)
- (追記)方程式の{
- (追記)行列
- (追記)無限大 ∞
- (追記)オングストローム Å
- (追記)両矢印 ⇔
- 応用編
- (追記)記号・コマンド
上付き文字
▲x^3と入力するとそのままですが、
▲=を付け足すと、自動で上付き文字に変換されます。
つまり、数式エディタ上で決まったキーを入力すると、自動で変換してくれる機能がWordには備わっているということです。
このような感じでどんどん紹介していきます。
下付き文字
▲a_nと入力すると、
▲下付き文字になります。
分数
▲y/zと入力すると、
▲分数になります。
積分(インテグラル)
▲¥int@I¥dd@tを入力すると、(@はスペース)
▲積分が入力出来ます。
特殊文字ω(小文字オメガ)
特殊文字も通常だといちいち選択するのは面倒くさいですね。小文字のオメガは▲¥omega@と入力すると、(@はスペース)
▲なんとωに変化します。
円周率π
▲¥pi@と入力すると、(@はスペース)
▲πに変換されます。
→(右矢印)
極限を考える時に→を使います。「やじるし」と変換するよりも以下のショートカットの方が速く入力出来ます。▲->と入力すると、
▲くっついて右矢印になります。
√(ルート)
▲¥sqrt@nを入力すると、(@はスペース)
▲ルートnが入力されます。
Σ(シグマ)
▲¥sum@_(n=0)^N@a_nと入力すると、(@はスペース)
▲綺麗なシグマ記号が入力出来ます。上付き/下付き文字の記号はシグマでも使えるんですね。
追記 2013/06/30
方程式の{
▲¥eqarray◎(&a+3&b=1@44&a+&b=1)@¥close◎◎と入力すると、(◎はスペース)
▲整った方程式を入力できます。
▲もしも変数a,bの前に&を入れないと、少しずれてしまいます。
行列( )
▲(¥matrix◎(1&2&3@4&5&6@7&8%9)◎)◎と入力すると、(◎はスペース)
▲行列を入力できました。
行列(省略形を含む場合)
行列は対称な中身の場合もあります。そんな時に覚えておきたい方法です。▲X=(¥matrix◎(1&x_11◎&¥cdots◎x_p1◎@¥vdots◎&¥vdots◎&¥vdots◎&¥vdots◎@1&x_1n◎¥cdots◎&x_pn◎)◎)◎と入力すると、(◎はスペース)
▲こんな省略している行列を書くことが出来ます。なお、横3点ダッシュは、¥cdotsで表示でき、縦3点ダッシュは、¥vdotsで表示できます。
もっと大きな規模で行列を書きたい時には、斜め3点ダッシュが必要になるかもしれません。そんな時でも大丈夫。斜め3点ダッシュも用意されています。
▲それぞれ、¥rddotsと¥ddotsで表示できます。rは右(right)のrと考えて、右肩上がりのと覚えましょう。
(追記 2013/06/30 はここまで)
追記 (2013/11/02)
無限大(∞)
▲¥inftyと入力してスペースを押すと、
▲∞が表示されます。意外と使用します。
オングストローム(Å)
オングストロームは、格子定数aの単位としてよく出てきます。分野は物性です。▲command+Iを押して斜体じゃない入力方式にしてから、A¥above@¥circ@@と押すと、(@はスペース)
▲立派なÅを生成できました。最初のcommand+Iを省いてしまうと、Aが斜めになってぎこちないです。
両矢印 ⇔
▲¥Leftrightarrowと入力してスペースを押すと、(最初のLは大文字に注意)
▲両矢印を入力できます。
また、最初のLを小文字のlにすると、
▲一本の両矢印になります。数式の書き換えは2本の両矢印を使用しているので、こちらの出番はありません。
(追記 2013/11/02 はここまで)
応用編
実際にレポートに書く時の数式はもっと複雑なので、具体例を示しておきましょう。▲こんな複雑な数式でも、H(s)=(¥omega@_0/Q)s/(s^2+¥omega@_0/Q@s+¥omega_0^2)@と入力すればOKです。
(2013/11/10 分母のQが抜けていたのを修正。)
ポイントとしては、
- 分数が複数項ある場合は、括弧でくくる
- 上付き文字&下付き文字混合も可能
打鍵する回数は当然多いですが、カーソルで選択するよりははるかに楽です。
まとめ
面倒くさい数式でも、キーボードだけで入力出来ることを知って、もっと早く知っておきたかったと思いましたが、今後はショートカットを利用することで、今までより3倍4倍早く入力が出来ると思います。特殊文字や他の数式のショートカットも大体はあると思うので、必要になったら適宜調べて身につけていこうと思います。一度に覚えるのは大変ですからね。でも、Wordの数式にショートカットが使えることは覚えておきましょう。
こういったショートカットは大学で習った覚えがありませんが、理系大学生が知っておくべき知識であることは間違いありません。
追記(2014年6月22日)
レポートで出てきた記号、コマンドについては、以下にまとめておきました。| 記号 | 読み方・意味 | コマンド |
|---|---|---|
| エイチバー・換算プランク定数 | ¥hbar | |
| ω | オメガ(小文字)・周波数 | ¥omega |
| Ω | オメガ(大文字)・抵抗 | ¥Omega |
| λ | ラムダ・波長 | ¥lambda |
| π | パイ・円周率 | ¥pi |
| ν | ニュー・周波数 | ¥nu |
| δ | デルタ(小文字) | ¥delta |
| Δ | デルタ(大文字) | ¥Delta |
| φ | ファイ(小文字) | ¥phi |
| Φ | ファイ(大文字) | ¥Phi |
| θ | シータ(小文字)・角度 | ¥theta |
| Θ | シータ(大文字)・角度 | ¥Theta |
| α | アルファ | ¥alpha |
| β | ベータ | ¥beta |
| γ | ガンマ(小文字) | ¥gamma |
| Γ | ガンマ(大文字) | ¥Gamma |
| τ | タウ | ¥tau |
| μ | ミュー | ¥mu |
| η | イータ | ¥eta |
| ρ | ロー | ¥rho |
| σ | シグマ | ¥sigma |
| ζ | ゼータ | ¥zeta |
| ξ | グザイ | ¥xi |
| イプシロン | ¥varepsilon | |
| イプシロン | ¥epsilon | |
| ∂ | ラウンド・偏微分 | ¥partial |
| √ | ルート | ¥sqrt |
| ∫ | インテグラル・積分 | ¥int |
| ∝ | 比例 | ¥propto |
| バー・否定 | ¥overline◎A | |
| ・ | ドット・内積 | ¥cdot |
| ∞ | 無限大 | ¥infty |
| 自然対数 | ¥in◎x |
関連記事
Wordに関して
TeXに関して
PowerPointについて
- Mac・WindowsのPowerPointでよく使用するキーボードショートカット一覧
- MacのPowerPointで数式を挿入する方法(LaTeXiT使用)
- PowerPointで直方体図形(3D)を作成する方法
- MacのPowerPoint数式エディタで使用出来るショートカット一覧
iPhoneアプリについて
スポンサーリンク
過去記事セレクション
当ブログの過去記事の中で、オススメの記事25個をまとめたページを作成しました。500記事を超えた中から厳選していますので、どれもオススメできる記事となっています。もしも興味がありましたら、是非一度ご覧ください。▼このカテゴリの最新記事
- パワーポイントでスライド印刷時に印字される日付を削除する方法
- Excelで1,1,2,2,3,3,...という数列を縦に並べ続ける方法
- Mac・WindowsのPowerPointでよく使用するキーボードショートカット一覧
- PowerPointで直方体図形(3D)を作成する方法
- スライドの全体構造を決めるのに最適!PowerPointでのアウトライン編集の使い方
- Word文書をpdfとして保存する方法
- Macのパワーポイントで図形を複製(コピー)する基本操作
- Macのパワーポイントでテキストボックスを挿入するショートカットを作成する方法
- MacのPowerPoint数式エディタで使用出来るショートカット一覧
- MacのPowerPointで数式を挿入する方法
- Excel for Mac 2011で図のテンプレートを削除する方法
- 【Excel】図のテンプレートを作成しておくと捗る
- Excel、Wordの自動保存を1分に設定した
- Wordで太字、斜体、下線付き文字にするショートカット
- Wordで作ったレポートの編集時間を確認する方法
Relate Entry
Entry TAG
Comment
66
応用編の分母
wordの数式、便利そうです。
ところで、応用編に記載している例の式は、分母の中のQの記述が無いのでは?
ところで、応用編に記載している例の式は、分母の中のQの記述が無いのでは?
67
Re: 応用編の分母
> wordの数式、便利そうです。
> ところで、応用編に記載している例の式は、分母の中のQの記述が無いのでは?
指摘ありがとうございます。確かに分母の中のQがありませんでした。修正しておきました。
> ところで、応用編に記載している例の式は、分母の中のQの記述が無いのでは?
指摘ありがとうございます。確かに分母の中のQがありませんでした。修正しておきました。
116
それと
ご存知かとは思いますが、
数式欄の挿入にもショートカットがあるので、
一緒に覚えておきたいですね。
数式欄の挿入にもショートカットがあるので、
一緒に覚えておきたいですね。
Trackback
Trackback URL
Comment form