楽天リサーチが2017年3月に実施した『決済に関する調査』という統計結果の中に、「これは面白い偏りだな…」と思うデータをいくつか発見したので、今回は雑談がてらそのあたりの内容を紹介してみたいと思います。
楽天リサーチ株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:田村 篤司、以下「楽天リサーチ」)は、「決済に関する調査」をインターネットで実施しました。今回の調査は、2017年3月8日(水)から9日(木)の2日間、楽天リサーチに登録しているモニター(約230万人)の中から、全国の20代から60代の男女1,000人を対象に行いました。
電子マネーには男女差あり:
それは電子マネーの種類によって、利用者の男女差があるという点。
男女間で差が出たのは「楽天Edy」で、男性の利用者が女性よりも20.8ポイント差で多く、また「WAON」においては女性が男性よりも利用率で10ポイント高かった。
これ、イオンモールなどでお得に使える電子マネーである「WAON(ワオン)」利用者に女性が多い…というのは容易に想像が付くものなんですが、楽天EdyやiDといった電子マネー利用者に男性が多いとは思ってもみなかったんですよね。
特に楽天Edy利用者に男性が多いのは、かなり意外。
この理由について個人的に興味があったのでしばらく考えてみたんですが、男性には新しもの好きな方が多いのかな…くらいしかわかりませんでした(楽天Edyは日本国内における電子マネーの元祖みたいな存在なので、初期の利用者に男性が多かった?)。
他、nanacoはイトーヨーカ堂が女性客向けということもあってか男性より女性のほうが多く、iDやQUICPayなどの後払い型電子マネー利用者には男性のほうが多いという結果に…。こうもハッキリと、電子マネーの種類によって色が出るのかと面白いです。
男性のほうが電子マネー利用率は高い:
ちなみに下記は普段使う支払い手段に関する統計結果ですが、ここにも若干の男女差あり。
女性のほうが男性よりもクレジットカード払いを使う傾向にあるものの、電子マネーについては男性のほうが利用率が高い…といったように、男女で支払手段の好みもちょっと違うようです。
日常の買い物・飲食店または旅行先などで利用している決済手段について聞いたところ、「現金」が96.5%となり、続いて「クレジットカード(85.6%)」という結果となった。「クレジットカード」において、年代別に見ると50代(93.3%)の利用率が最も高く、最も低い20代(76.8%)に16.5ポイントの差をつけた。
また、電子マネーの利用は全体の約半数(48.3%)となり、性別でみると男性(51.2%)のほうが女性(45.4%)よりも多く利用していることが分かった。
また、年齢があがるごとにクレジットカードの利用率が高くなるのも面白いですね。
あまり使っている印象のない60代よりも、20代、30代のほうがクレジットカードを使っていないというのもなんだか不思議です(反面、スマートフォン決済は20~40代が中心)*1。
以上、電子マネーには男女差あり!楽天EdyやiDは男性に好まれている反面、WAON利用者には女性が多い特徴があるようです…という統計データでした。
参考リンク:
こういった統計データに興味がある…という方は、下記記事なども参考に。年収が高い人ほど多くのクレジットカードを使い分けている…というデータです。