大丸京都、ビアガーデン復活 地ビールも提供
大丸京都店(京都市下京区)は5月、創業300年プロジェクトの一環で、数十年ぶりにビアガーデンを復活させる。大正時代の一時期に営業した「大丸ガーデン」の名称を使用。例年より2週間早くオープンする京都高島屋(同区)のビアガーデンとともに、古都の夏ににぎわいを呼び込む。
同店によると、大丸ガーデンは1910(明治43)年夏、当時空き地だった同店敷地に開設された。雑貨や化粧品を扱う売店のほか、西洋料理やビールを提供し、夕涼みがてら繰り出した人で超満員が続いたと伝わる。戦後もビアガーデンを営業していた時期があったという。
今回開設する「大丸ビアガーデンKYOTO」では、通常の生ビールに加え、京都のクラフトビール(地ビール)を提供。京都の日本酒もそろえ、京野菜など素材にこだわった料理を提供する。営業時間は午後5時~10時。初日はプレミアムフライデーで午後3時に開店する。5月26日から9月24日まで。
京都高島屋(同区)は、昨年より2週間早い今月12日に営業を始める。昨年は前年比1割増の約6万5千人が来店。家族客などにも客層が拡大しているため、オープンの前倒しを決めた。営業時間は午後5時半(土、日、祝日、プレミアムフライデーは午後4時半)~10時。
【 2017年04月08日 08時54分 】