【4月8日 AFP】(更新)スウェーデンの首都ストックホルム(Stockholm)中心部の百貨店前でトラックが人混みに突っ込み4人が死亡した事件で、発生から数時間後の8日未明、当局は「テロ犯罪」を実行した容疑で39歳の男を逮捕した。検察当局が明らかにした。

 現地紙アフトンブラデッド(Aftonbladet)によると、男はウズベキスタン出身で、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の支持者だという。

 事件は7日午後3時(日本時間午後10時)ごろ、ストックホルムの地下鉄中央駅の上にある市内最大の歩行者専用道「ドロットニンガータン(Drottninggatan)」で発生。犯行に使われたトラックは、配送中に盗まれたビール会社のトラックで、百貨店の前にいた人々が次々にはねられた。当局によると4人が死亡、子どもを含む15人が負傷し、うち9人は重傷。

 検察庁幹部によると、男は「殺人を通じたテロ犯罪」を実行した容疑が持たれている。今回の事件が「テロ攻撃」と確認されれば、スウェーデンで初めてその種の事件で死者が出たことになる。(c)AFP