中東の紛争地域などで使用される化学兵器と、それを表向きには批判しながらも開発・製造に加担するヨーロッパ諸国の企業とのつながりを暴いていく。
2013年、シリアで化学兵器が使用されると、欧米諸国はアサド政権がサリンを使用したとして強く非難した。しかし一方で原料となる化学物質は、イギリスやドイツ、フランスの企業が異常とも言える膨大な量をシリアに輸出していた。ほとんどが一般的な商品にも使用されるもので、規制対象となっていないからだ。ヨーロッパ企業が化学兵器の開発・製造を裏で支え利益を得ている事実を、フランス人ディレクターが明らかにしていく。
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