サオリン、現役復帰したくなったら「そのときは、がんばります」現役最後の単独インタビューで
2017年4月8日17時34分 スポーツ報知
昨季限りで13年間の現役生活にピリオドを打った、ロンドン五輪銅メダリストの木村沙織(30)が、8日放送のTBS系「バース・デイ」(土曜・後5時)に出演し、現役最後の単独インタビューに答え引退の真実を語った。
木村は、12年トルコリーグに移籍をすると、試合に出られないことが多くなり「絶対に出たいって気持ちになかなかならなくって、これはアスリートじゃないぞって思って。引退っていうのが頭に浮かび始めた」と赤裸々に告白。
初めての挫折を味わった木村は、当時の全日本キャプテンに指名されると「挑戦せずに終わるのは違うと思って、自分がキャプテンになったらどうなるのか、想像し始めて、そこからの決断は早かった」と指名してくれた元日本代表の眞鍋政義監督(53)に救われたと話した。
しかし、リオ五輪では5位とメダルには届かず、その2か月後に引退を発表。「みんなが私をキャプテンにしてくれて、『このチームでまだバレーをやりたい』って言っている子もいたので、それを聞くのがうれしくって。足りないところばっかりだったと思うけどよかったな」と涙ながらに当時を振り返った。
木村は後輩たちに「何に対しても強い気持ちで取り組んでほしい。外のことに対しても、どんな時でも負けないでほしい」とメッセージを残し、番組スタッフに「現役復帰は?」と問われると、「ないですよ。何でみんな聞くんだろう? 逆に無い無いって言っていて、いつかそんな気持ちになっちゃたら…そのときは、がんばります」と笑顔で答えた。