06年に廃線となった神岡鉄道、1日限りの復活…岐阜、富山県境の山間部走る

2017年4月8日12時27分  スポーツ報知
  • 1日限りで復活した旧神岡鉄道のディーゼル車「おくひだ1号」

 岐阜、富山県境の山間部を走り、2006年に廃線となった旧神岡鉄道(岐阜県飛騨市)のディーゼル車「おくひだ1号」が8日、1日限りで復活し、駆け付けた数百人の鉄道ファンらを楽しませた。NPO法人神岡・町づくりネットワークと飛騨市の共同企画。

 飛騨市の都竹淳也市長らを乗せた車両(1両、定員110人)は旧神岡鉱山前駅を出発、約3キロ先の旧奥飛騨温泉口駅に到着すると待ちかねた市民やファンから大きな拍手が湧いた。都竹市長は「多くの人が手を振ってくれるのが見えた。10年ぶりの復活に感無量だ」とあいさつした。

 午後は抽選で当たった一般客約300人を順次乗せ、旧奥飛騨温泉口駅から旧神岡大橋駅までの約0・7キロを5往復する。

 神岡鉄道は1984年に国鉄神岡線を引き継ぎ第三セクターとして開業。飛騨市から富山市まで全長約19・9キロを結んでいた。自家用車の普及などで利用者が減少し06年11月に営業が終了した。

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