日本ミニマム級王座決定戦、谷口「何もさせずに勝ちたい」
「日本ミニマム級王座決定戦」(9日、エディオンアリーナ大阪)
前日計量が大阪市内で行われ、同級1位の小西伶弥(真正)、同級2位の谷口将隆(ワタナベ)ともにリミットの47・6キロでクリアした。
14年度全日本ミニマム級新人王の小西は12戦全勝(5KO)。対する谷口は昨年4月のプロデビューから6戦全勝でタイトル戦に臨むサウスポー。
龍谷大ボクシング部主将だった谷口にとってはがい旋のタイトルマッチでもある。「何もさせないで勝ちたい。それだけのことはやってきた自負がある。練習の質も量も負けない」と意気込む。
当日は約300人の応援団が駆けつける予定で「落とせない試合です」と気合を入れ直した。担当の井上トレーナーも「いいところは確実に勝てるボクシングをするところ。セコンドの指示もよく聞くし、冷静です。知られていないだけでパンチもある」と自信満々で送り出す。
ワタナベジムは1月31日のWBOアジアパシフィック・ライト級・荒川仁人を皮切りに、日本スーパーバンタム級・久我勇作、日本フライ級・船井龍一、東洋太平洋ミニマム級・京口紘人、東洋太平洋女子スーパーバンタム級・後藤あゆみと王座獲得を続けている。谷口も当然続く覚悟だ。