パームビーチ=峯村健司、延与光貞
2017年4月8日01時33分
米国のトランプ大統領と中国の習近平(シーチンピン)国家主席は7日午前(日本時間同日夜)、米フロリダ州パームビーチで2日目の首脳会談を行った。米政府関係者によると、2日間の会談でトランプ氏が北朝鮮問題を巡り、北朝鮮と取引がある中国企業を制裁対象にする案を検討していることを伝え、北朝鮮が核開発をやめるように中国が圧力を強めるよう求めた。
トランプ氏は2日目の会談後、記者団に対し、北朝鮮の核とミサイル開発や貿易問題などについて習氏と協議したとし、「初めての直接会談で米中関係は大きく前進した」と指摘。さらに「将来起こりうる悪い問題が解決されるだろう」とも述べ、今後の両国の協力強化に期待を示した。
トランプ氏からは北朝鮮の核と弾道ミサイル問題のほか、最大の貿易赤字国である中国に対して解決を求めたとみられる。
両首脳は前日夕も約1時間、双方の夫人と通訳のみで会談。米政府関係者によると、会談でトランプ氏は習氏に対し、北朝鮮の対外貿易の約9割を占める中国に対し、圧力を強めるよう要求。中国が協力しない場合は、米政府が独自に北朝鮮と取引がある中国企業を制裁対象に加える新たな政策を検討していることを伝えたという。
トランプ氏は夕食会の冒頭、習…
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朝日新聞国際報道部