おたのしみ おたのしみ

べっぴんさんクリップvol.1 ポスター発表編 べっぴんさんポスターができました。ドラマの世界観を伝えるポスターを制作したのは、写真に刺しゅうを融合させたアート作品で名高い、清川あさみさん。ポスターに込めた思いを語っていただきました。
べっぴんさんクリップvol.1 ポスター発表編 べっぴんさんポスターができました。

ドラマの世界観を伝えるポスターを制作したのは、
写真に刺しゅうを融合させたアート作品で名高い、清川あさみさん。
ポスターに込めた思いを語っていただきました。

べっぴんさんクリップvol.1 ポスター発表編

すみれが紡ぎだす人生の宝箱。人生って、こんなに楽しい! アーティスト 清川あさみさん

このドラマは戦後のお話なのに、今の時代にもリンクしています。母であるすみれがゼロの状態から根を生やして成長していく姿は、生きるパワーそのもの。私自身もおなかに新しい命を宿している今、この作品との出会いに運命を感じています。
すみれが作る“べっぴんさん”な子供服は単なるお洋服ではなく、着るひとと共に成長し、次の世代へと長く受け継がれます。作品の構想を練るに当たり、「人生をクリエイトする」という壮大なイメージが、私の中から湧いてきました。

撮影では、すみれを演じる芳根京子さんの前に大きな布を広げ、彼女が糸で縫うような姿を撮りました。芳根さんって見た目はあんなにかわいらしいけど、心の芯がちゃんとあるひと。選んだ一枚は、女性らしい柔らかさを感じさせながら、裏側に強さを含んだ目をしているすみれの表情です。
すみれから広がっていく大きな布は、「人生」に見立てられています。四つ葉のクローバーや古い建物など、ドラマに出てくるモチーフと共に、生命の誕生や進化、さまざまな出会いや別れ、喜びや悲しみ……といった人生の物語を描きました。まるで宝箱をひっくり返したような世界観です。何が隠されているか、自由に探してみてくださいね。

人生って、宝箱みたいなものだと思うんです。プラスなこともマイナスなことも、ダイヤモンドの原石みたいなもので、時間がそれらを磨いていって、全部つながっていく。人の数だけ個性があって、出会いによってそれが交差したりする。“いろいろあるけど、やっぱり人生って楽しいでしょ?”……密かに、そんなメッセージも込めています。
『べっぴんさん』の世界観を凝縮したこのポスターから、“明日も楽しみ”と感じてもらえれば、とってもうれしいですね。