元ホステスが伝授!女に絶対言ってはいけない「5つのNGフレーズ」
だからあなたはモテなかった…?
塚越 友子

NG④「別に……」「うーん」「ふつう」

煮え切らない男性に女は頼れない

女性から見ると、男性は反応に乏しいなぁということが多々あります。女性は人間関係で特に「態度や関心を共有する中で得る社会的一体感・所属感」を得ることを重視しています。さらに、恋愛関係で満たしたい感情の要素が3つあります。

1 親和欲求
2 援助欲求
3 一体感(独占欲)

女性は、とにかく彼のことを深く知りたいし、何でも知っていて、誰よりも自分が一番理解している存在でいたいと思っています。

そんな時、彼女の恋愛気分を一気に盛り下げる言葉が、これから紹介する3つの言葉です。

まずは、「別に……」「ふつう」という返事です。こんなふうに使っていませんか?

「何か悩みごとでもあるの?」「別に……」「ふつう」
「怒ってる?」「別に……」「ふつうかな」
「ここの料理おいしいね」「別に……」「ふつうかな」
「チーズ好きなの?」「別に……」「ふつうかな」
「調子はどう?」「別に……」「ふつうかな」

 

女性はとにかく何でも知りたいし、物事を共有したいのでしたね。特に、彼女に「恋かもしれない?」と思わせたい場合には、一体感を意図的に演出していく必要があります。

ですから、多少面倒でも、彼女からの質問には詳しく返事をして、会話を続けていく努力をしていきたいですね。

女性は会話量の多いことで、理解しあえている満足感を得ています。また、体験を共有することで、二人だけの世界を創りあげたいと思っていますので、その気持ちを大切にしてあげましょう。

たとえば、彼女が「何か悩みごとがあるの?」と聞く時には、一緒に解決したい。共有したい。力になりたい。そういう気持ちの表れです。男性は、悩みごとなどは自分一人で解決したいと思う人が多いですから、きっと面倒な質問だと思います。

「大丈夫だよ。ちょっと仕事で失敗して、気にかかってしまっているんだ。デートに集中できなくてごめんね。ゆみちゃんとデートしていれば、忘れちゃうくらいのことだから。さっ、デートを楽しもう」

……というような説明をして、彼女が気にかけてくれたことを嬉しく思っていることを表現してあげましょう。一緒に悩みを解決できなくても、自分があなたのことを気にかけたという行為が伝わっていることがわかれば、たいていの女性は満足します。

それでも、しつこく「相談して」と世話を焼いてくるセラピストタイプの女性には、何かすでに解決している悩みごとを話して、世話を焼いた実感を持たせてあげれば、満足してくれますよ。

「この料理おいしいね」「チーズ好きなの?」というような話題は、「おいしい」ということを共有したい表れですから、感想をしっかり話してあげましょう。

好みを聞いてくるときは、あなたの好みを知りたいという気持ちの表れです。脈がある証拠ですから、どんどん好きなものを教えてあげましょう。

さて、もう一つ、男性がよく使うフレーズ、「うーん」という生返事です。

「この洋服どう?似合う?」「うーん……」「もういい」
「あっ、あのお店入ってみたい」「うーん……?」「よそ見しないで」
「最近、料理教室に通い始めたんだけどね」「うーん……」「聴いてるの!」

興味のないことには、意識がいかないのはわかりますが、生返事はよくありません。うなずきやあいづち、要約などの傾聴のテクニックを使って、あなたを理解したい、あなたの話に興味津々ですと、話を聴いてはじめて、人の心をつかむことができます。

共感してもらいたい、自分に興味を持ってもらいたい、愛の深さを量りたい女性には、傾聴しすぎるくらいがちょうどよいのです。これが「彼女にしたいなぁ」と狙っている女性でしたらなおさらです。

生返事をするくらいだったら、「ごめん。聴いてなかった。もう一度言ってくれる?」「わからない」「似合わない」「疲れたからその店には入りたくない」とはっきりと返事を返すほうが好まれます。

愛を量るくせが強い女性には、「あなたのことに興味を持っています」と常に態度や言葉で、量りやすいように表現してあげることを意識してくださいね。