さくらを演じている2歳の女の子、実は本名もさくら(咲桜)ちゃんなんです!
さくらにとって安心できる人でありたいし、私もさくらが隣にいるお芝居の時にドーンと構えていたいので、撮影も休憩もなるべく一緒にいるようにしています。どんぐりころころ♪を歌ったり、手遊びしたり、本を読んだり、帰る時はおきまりのハイタッチをしたり。まぁ〜癒やされてしかたありません!
背中にさくらをおぶっていると、コロンと寝てくれることもあるんです。そんな時はおろしたくないなと思うから、待ち時間も「このままでいます〜」って。真夏にコートを着ながら撮影していた時は、背中に保冷剤を入れてじっとガマン!(笑)。母の気持ちってこういうことなのかな?守るべき人がいると、がんばれるもんなんですね。
やっぱり子供たちがいるだけで、現場の空気がほんわかする。個人的には、「さくら、笑って〜」って言った時の、「にっ」てするつくり笑いが最高にかわいいです(笑)。あぁ〜、見せてあげたい!
うちの龍ちゃん、なぜか私の耳がすごい好きみたいで......!
おんぶすると、いつも後ろから耳をつかまれてます。
でも実際のお母さんに聞いてみたら、ほかの人にはしないんですって。しかも、“今はシリアスなシーンだし、絶対アップになってるから!”っていう時に限って、耳をつかんでくるんですよ〜。くすぐったいので、笑わないようにするのにもう必死。「ちょっと、龍ちゃん!」って言うと、なぜか“やってやったぜ”みたいな顔するんです(笑)。
基本的には、耳の中にすっぽり手を入れる感じです。最初は耳全体をつかむんですけど、テンションが上がってくると耳の中に手をつっこんできて、さらにテンションが上がるとほっぺをつかんできます。昨日なんて、鼻の穴まできましたから!
龍ちゃん、子供なのに私にウインクとかしてくるんですよ。だけど、ひさびさに会った時はちょっと恥ずかしがったり、いっちょまえに照れるところもあって。んもう、カワイイ!
ふだん、おうちのテレビに着飾った私が映った時は、「良子ママ!」って言ってくれるんだそうです。「今日はきれい」って(笑)。
マイペースな健ちゃんは、撮影現場の雰囲気に慣れるのにちょっと時間がかかったんです。
その時はスタッフさんが総力を結集して、カメラの下やセットの陰に健ちゃんの好きなキャラクターの写真を貼って、「ここは楽しいところだよ〜」とアピール!岸和田育ちの健ちゃんが好きなだんじりの写真を体じゅうに貼ったりもして、泣いていた健ちゃんが「だーんじり」ってつぶやいてくれました(笑)。
おかげでだんだん慣れてきて、初めて泣かずに撮影できた時は、「おぉ〜っ!」とみんな大喜びして拍手!その時は、「あぁ、うちの健ちゃんが…!」って、母の目線でホッとしました。
ちなみに、帰ってきた昭一さんが初めて健ちゃんを抱くシーンの時、昭一さんの腕の中で泣いた健ちゃんを私が抱き戻すと、なんと自然に泣きやんでくれたんです!!「おぉ…!奇跡ぃ〜!」って思いました(笑)。その流れで、「すぐにお父さんやて分かるわ。焦らずにね」というセリフを自然と出せたので、すっごく健ちゃんに感謝してます!ひとつ認めてもらえた気がして、君枝として大きな自信になった瞬間でした。