小山:ありがとうございます!えーとですね、小山としては完全にラッキーです。
ほんまにええんかな、と思ってます。僕自身もうれしくてしかたがない(笑)。
ただ、栄輔とかの方がよかったやろうにって、申し訳ない気持ちが勝ちますけど。
悦子 : 私は、10年の間にふたりが愛を育んでたんだと思うと、にやけてきちゃって……!
思わず、ネットで検索しちゃいましたもん。“職場恋愛”って。その心境を知りたくて(笑)。
小山:確かに。そこは描かれてないですもんね。
悦子 : 隠している時間が長ければ長いほど、すみれちゃんたちに伝えるのをためらってしまったと思うんですよ。だって先週、大急で「相談したいことがあるのよ」って予告してからも、さらに1週間延ばしてますからね。
小山:あの、小山がこっそり笑顔で目くばせしたシーンからですよね。
悦子 : そう!あのときの悦子の心境、言ってもいいですか?「ここでは……ダメ♥」です。
小山:(笑)。しかしね、小山にとっては職場で笑顔を出すなんて、もはや普通の人ならキスするくらいのハードルを越えてるはずなんですよ?大事件です。
悦子 : (笑)。でも、ようやく今日、みんなに報告できましたね。
小山:しかし……、みんな、ちらちら見ながら笑ってましたよね?
悦子 : リハーサルの時がいちばんひどくて。クスッ、クスッていうのが止まらない(笑)。
小山:こっちの笑いが済んだと思ったら、あっちの方でもまた笑いが起こる。だから、いつもどこかで笑われてるっていう(笑)。
悦子 : ホント。娘の弥生のおかげで、なんとかあの場が成り立ちましたよね。
小山:ほんまですよ。弥生ちゃんには感謝の言葉しかないです。
小山:僕、考えたんですよ。きっと小山の勘違いからすべてが始まったんじゃないかと。
悦子さんはコミュニケーションがうまいから、みんなに笑顔ふりまいてるのに、「あれはオレのこと見てるな」と小山が勘違いして声をかけた、という設定にしてます。
悦子 : それを勘違いと思われてることが、悦子としては悲しいですよね!
小山:え、じゃあ、小山のどこを好きになったんだと思います?
悦子 : そうだなぁ……いつも手帳を手放さない感じですかね(笑)。
きちょうめん。しっかりしてる。あと、意外と優しい小山さんの一面を見ちゃったとか。
小山:まぁ、小山は女性に冷たいわけじゃないですからね。ただ大急愛が強すぎるだけで。
悦子 : 悦子って、昔から自分の意志をしっかり持っていたし、生きるビジョンがはっきりしていると思うんです。それで一緒に生きていこうって思えたひとだから、小山さんが相当頑張ってくれたんじゃないかなって。娘に対してもすごく親切に接してくれたはず。悦子の人生は弥生あってこそだから、そこが決め手なんだと思いますね。小山さんの決め手は、どうなんですか?
小山:女手ひとつで娘を育てながら働いていて、さらに仕事もできて。あと、キレイだし。ああ見えて面食いなんですよ、小山。絶対そうでしょ。
悦子 : ま!(笑)。だけど私、今日のシーンで3人が並んでいる画を見て、ステキな家族像だなって思いました。絆みたいなものが、見えた気がして。
小山:確かに。それは僕も見えました。だって真剣交際ですからね。弥生ちゃんとの時間は結構かかったみたいだけど、小山は頑張ったはずです。何度も家に通って。
悦子 : いつもおいしいものを持ってきてくれてね。
小山:もちろん、大急の地下で買って。「外食へ行こう」って言っては、大急の食堂で食べて。
悦子 : それしたら、みんなにバレません?(笑)。
悦子 : 私は変わらず働きたいって思ってますけど、どうですか?
小山:そりゃあ、悦子さんは大急の看板の売り子さんですからね。ある意味、大島社長にしたら、小山よりも大事な存在なんじゃないかと思うんですよ。大急愛の強い小山だから、一緒に頑張ろうってなるはず。
悦子 : 職場で会ったときは、どうします?
小山:そこはもう。小山としては、きっちり分けさせてもらいます!
悦子 : じゃあ、小山さんが分けるなら、悦子も。……でも先週、目くばせしてきたのは小山さんからですよ?
小山:あ、そうか(笑)。まぁ浮かれてますからね。しかし、こんなご褒美があるなんて、見てるひとは見てますね。こうなったら生涯をかけて、ふたりを幸せにすると誓いますよ。子供もできたら作りたいなぁ〜と、小山の気持ちとしてはありますけど……。ともかく、幸せにします!
悦子 : はい!よろしくお願いします♥