渡辺純子
2017年4月8日07時16分
福岡市西区の市立西都(さいと)小学校で7日、開校式があった。同校は九州大学伊都キャンパスがある九大学研都市圏の人口増加に伴い新設された。福岡市教委によると、児童増加による小学校の新設は市内で10年ぶり。
西都小は2005年に開業したJR九大学研都市駅の近く。約1200人いた市立玄洋小と隣の周船寺小から分かれた。6年生(69人)は2組だが、入学予定の1年生(222人)は7組まである。式では斉藤啓一校長が開校を宣言し、校章を発表。九大混声合唱団が新しい校歌を披露した。
玄洋小から来た6年生の琴尾貫汰朗君(11)は「新しい生活が始まったみたいで、ワクワクする」。6年生の小原真麻さん(11)は「1年生のお世話が大変かもしれないけど、優しくしたい」と話した。
福岡県教委によると、県内の公立小学校は1994年度に800校(うち分校12)あったが、児童が減って統廃合され、現在は735校(うち分校6)。児童増加による新設は、近年では昨春の新宮町立新宮北小だけだった。8日には、児童が増えている北九州市若松区の学研地区に、市立ひびきの小が開校する。(渡辺純子)
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