上野発の夜行列車などで活躍 583系電車 最後の運行

上野発の夜行列車などで活躍 583系電車 最後の運行
国鉄時代から上野発の夜行列車などで走り続けてきた寝台電車「583系」が引退することになり、8日、最後の運行が行われています。
583系は、クリーム色の車体に青いラインが特徴で、国鉄時代の昭和43年に登場したあと、上野と青森を結ぶ夜行列車「はくつる」などで走り続けてきました。

老朽化のため廃車が進んで引退することになり、8日、青森県の弘前駅と秋田駅の間で最後の運行が行われています。

8日午前、弘前駅の1番ホームに583系が到着すると、詰めかけた鉄道ファンが最後の姿を写真におさめていました。
そして、午前10時ちょうどに、大勢に見送られながら秋田駅に向けて出発していきました。

千葉県から訪れた49歳の男性は「寝台特急に乗りたくて、旅行でよく使った。もっと走ってほしい気持ちもあるが、今は『お疲れ様』と声をかけてあげたい」と話していました。