明美さんへの恋心、酔っぱらって暴露しちゃうところが、タケちゃんらしい!
翌朝には知れ渡っているわけですけど、周りにずっと言えずに抱えていたから、心の中では「ナイス、中西くん!」という感じです。
そして、良子さんたちに背中を押されて2度目の告白をしたら、明美さんは「今夜、ヨーソローへ来て」って。
これは間違いなくOKだろう、と思いました。
実際は真逆だったけれど(苦笑)。それにしても明美さん、タケちゃんのどこがダメなんだろうなぁ……。
たみ子さんとのお見合いシーンは、正直、複雑でした。明美さんに「きっといい父親になる」と言われて、僕は笑うことで切なさを消した部分もあります。
気持ちの整理は簡単につかないけれど、すみれさんと紀夫さんの顔を見たときに、“一歩前へ進むときだぞ”って言われているような気がして。たみ子さんが僕の目をまっすぐ見て話してくれる姿が心に刺さって、“この子となら”と思わせてくれたのも、前を向くスイッチになった気がします。
初恋はかなわなかったけど、たみ子さんといい家族を作りたいですね。たみ子さんがひさびさに出てきたときは、両手に子どもを連れていて、おなかにもう一人......とか。勝手に、妄想を膨らませています(笑)。
『有楽町で逢(あ)いましょう』や『明日は明日の風が吹く』など、昭和歌謡を歌うことが多くなったタケちゃんですが……。
これは、キアリスを掃除するシーンで、演出の方から「鼻唄でも歌ってみましょうか」と言われて、“思いっきり歌ってみようかな”とやってみたのがきっかけです。
ここで「いいね、この先も続けてみよう」となって、「え?本当ですか?」なんて言ってたんですが。そこからしばらく歌うことがなかったので、“あれ、やらないのかな?”とひそかに思う僕がいました(笑)。
練習するのは、お風呂場です。シャワーヘッドの位置がちょうどいい高さにあるので、マイク代わりに使っています。シャワーカーテンのすき間から、遠くに置いたケータイの動画を見て、歌詞を追いながら。お風呂場だから、いい感じに声が響くんですよ。こんな感じで、気持ちよくやってます。
キアリスは20周年を迎えて、すっかり大きくなりました。タケちゃんは、開発宣伝部の部長に出世です!
実は、部長になって初出のシーンで腕を組んでみたんですけど、「あ、コレは違うぞ」と思ったんです。タケちゃんは決して偉そうにしないな、と。演出の方も「タケちゃんらしくいてくれればいい」と言ってくださるので、力まずに演じたいと思っています。
明日香さん・久美子さん・直子さんという女性の部下もできましたが、最初のシーンで僕と目が合うこともなくみんな黙々と仕事をしていたので、「あれ?そうなの?」って思いました(笑)。部長としてどう思われてるか、一度聞いてみたいです。ちょっと怖いけれど。
キアリスのシーンは、演じながらみんなで思わず笑っちゃう瞬間があって、それがいちばん楽しいですね。そういうリアルなシーンができるだけ多くなるといいなぁと思うんです。
社長である紀夫さんとは、ものすごく深い信頼関係でつながっているんだと思います。タケちゃんは、紀夫さんと違う意見を持ったことがないんですよ。
僕自身も紀夫さんを演じる永山絢斗さんとも、週のうち7日間ずっと一緒にいるくらいお世話になってます(笑)。絢斗さんは、ふだんからずーっとドラマについて考えてますからね。悩んでいたり、もがいていたり、そういう姿もひっくるめて、僕にはすべてが格好よく見える。紀夫さんも、絢斗さんも、好きです!
いい意味で公私混同している、この先に何が見えるのか……?それが気になりつつ、最後までタケちゃんらしく模索していきたいです。