「リバースモーゲージの利用上のデメリット・問題点・注意点は?」
代表的なデメリットは、予想以上に長生きしてしまったこと!!
長生きをしてしまい、生活費がさらに増加してしまい、リバースモーゲージでの借入でも足りなくなった・・・というようなケースですね。
リバースモーゲージの限度額は、一般的に「土地評価額の50%」などと設定されています。
地価の大幅に下落にも注意!!
もし不動産市況が悪化し借り入れをした金融機関が担保不動産の評価額を引き下げた場合、借入残高を下回る「担保割れ」となる可能性があります。
その場合、差額分の返済を金融機関から要求される可能性が大きいです。
そういった点を考慮して借入額を慎重に決めましょう。
「配偶者の配慮も必要!」
リバースモーゲージを金利変動型で借り入れた場合は、金利上昇リスクもあります。
金利の支払いは死後に返済するタイプ・生前、毎月支払いを求められるタイプがあります。。
事前に、
「自分の死後に配偶者が契約を引き継げるのか?」
を金融機関に確認するべきでしょう。
「身近なところにも、リバースモーゲージ利用者がいた!」
ぼくの従妹です。
50代の独身なのですが、先日、両親(ぼく叔父叔母)が相次いで亡くなり、戸建ての自宅に1人で住んでいます。
職業がお坊さんのくせに?!重度の糖尿病という困った破戒僧です!!
ある時、母と、
母:あの子が死んだら家はどうなる?
ぼく:お国へ
母:えー!! それはイヤだ! どうすればいい?
ぼく:遺言書を書く!
といことで、さっそく、公正証書遺言を作成すべく、公証役場と必要書類の確認を済ませ、
母の連絡を待っていると、
母:リバースモーゲージってのをやっているので、家のことは大丈夫だ!と。
破戒僧のくせに?!知識を持っていたようです!
というわけで、公証役場で公正証書遺言を作る話はなくなりました。
「まとめ」
・家に住み続けながら、家を担保にお金を借りることができる。返済は死後。
・借入条件のハードルは下がっているが、要確認。
・利用する前にライフプラン・マネープランをきちんと立てる必要あり
・坊さんも糖尿になるし、リバースモーゲージを利用している