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最終更新:2017年4月8日(土) 7時57分

スペイン国王夫妻、帰国の途に

 天皇・皇后両陛下はスペインの国王夫妻とともに両国の ある「ゆかりの物」を見学されました。

 天皇・皇后両陛下は、国賓として日本を訪問中のスペイン国王夫妻を静岡市に案内されました。

 「(刻銘が)ここにスペイン語で・・・」

 熱心にご覧になったのは日本とスペインの友好の証。今からおよそ400年前に当時のスペイン国王、フェリペ3世から徳川家康に贈られた時計です。江戸時代の初期、メキシコに向かうスペインの船が房総沖で座礁した際、村人たちが総出で救助を行い、多くの船員の命を救いました。そのお礼としてこの時計が贈られました。

 「(スペインの)国王陛下からは『日本とスペインの大事な友好の印ですね』と」(久能山東照宮 落合偉洲宮司)

 このあと、スペイン国王夫妻と両陛下は静岡浅間神社で徳川時代から伝わる稚児舞を鑑賞されました。別れ際に国王は「今回は富士山が見えませんでしたが必ず再び訪日して、晴れた日の富士山を見たいと思います」と述べ、陛下は「今回の訪日が良い思い出になることを希望します」と述べられたということです。国王夫妻は、静岡空港から帰国の途につきました。(07日21:54)

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