子どもの自殺相次ぐ香港 子ども守る意識向上を呼びかけ
香港では勉強のストレスが原因と見られる若い世代の自殺が相次ぎ、深刻な社会問題となっていて、子どもを守る意識を高めるよう市民への呼びかけが行われました。
香港ではおととし9月からこれまでの1年半余りで、小学生から大学生まで50人以上が自殺したと見られています。
この背景には、経済成長の鈍化や中国本土の人材との競争によって、高収入の仕事に就くのが難しくなる中、幼稚園から習い事を掛け持ちし、小学校低学年でも毎日、数時間の宿題を課されるなど、子どもに強いストレスがかかっていることがあると指摘されています。
これを受けて7日、香港中心部の公園で子どもを守る意識を高めるよう市民への呼びかけが行われました。会場には困難に直面しても倒れないようにと願いを込めた「起き上がりこぼし」150体が並べられ、市民が子どもにメッセージを書くコーナーでは、「頑張りすぎなくていい」などの書き込みが見られました。
主催者は「政府や親を責めるのではなく、一人一人が何ができるのか考えてもらいたい」と話していました。
香港政府が設けた有識者などでつくる委員会は、子どもの悩みを早期に発見する対策を提言していますが、教育制度そのものを見直すべきとの声も上がっていて、若い世代の自殺をどう防ぐのかをめぐり、大きな議論になっています。
この背景には、経済成長の鈍化や中国本土の人材との競争によって、高収入の仕事に就くのが難しくなる中、幼稚園から習い事を掛け持ちし、小学校低学年でも毎日、数時間の宿題を課されるなど、子どもに強いストレスがかかっていることがあると指摘されています。
これを受けて7日、香港中心部の公園で子どもを守る意識を高めるよう市民への呼びかけが行われました。会場には困難に直面しても倒れないようにと願いを込めた「起き上がりこぼし」150体が並べられ、市民が子どもにメッセージを書くコーナーでは、「頑張りすぎなくていい」などの書き込みが見られました。
主催者は「政府や親を責めるのではなく、一人一人が何ができるのか考えてもらいたい」と話していました。
香港政府が設けた有識者などでつくる委員会は、子どもの悩みを早期に発見する対策を提言していますが、教育制度そのものを見直すべきとの声も上がっていて、若い世代の自殺をどう防ぐのかをめぐり、大きな議論になっています。