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【ゴルフ】

比嘉“兄妹タッグ”で3位発進

2017年4月8日 紙面から

14番でティーショットを放つ比嘉真美子=花屋敷GCよかわCで(武藤健一撮影)

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◇スタジオアリス<第1日>

 ▽7日、兵庫県三木市・花屋敷GCよかわC(6293ヤード、パー72)▽曇り、18・4度、南南東5・3メートル▽賞金総額6000万円、優勝1080万円▽108選手(うちアマ12人)▽観衆3458人

 復活優勝を目指し、前週は4位終了と調子を上げている比嘉真美子(23)が4バーディー、ノーボギーの68で回り、首位と1打差の4アンダー3位で発進した。キャディーを務めるフランス人の義理の兄とのコンビにも脂が乗ってきた。4シーズンぶりとなるツアー通算3勝目をつかむことはできるか。5アンダー首位は笠りつ子(29)=京セラ=と申ジエ(韓国)、比嘉と並ぶ4アンダー3位に上田桃子(30)=かんぽ生命、森田遥(20)ら7人が続いている。

 “兄妹タッグ”が復活Vに近づいている。比嘉と、今年1月に結婚した姉・久美子さんのご主人でキャディーを務める、フランス人のフローヨン・ロドリゲズさん(27)のコンビだ。昨年はシーズン終盤2カ月の大活躍で逆転でシード復帰を果たした比嘉。ちょうど時を同じくしてこのコンビの試運転が始まった。昨季終了とともに今季の年間契約を決め、開幕戦から一緒に走り出している。

 前週までの5試合を終え、比嘉の賞金ランクは9位と順調だ。この日は「正直ショットの調子がよくなかった」と言いながら、3番で10メートルのパットを沈め、8、9番でも連続バーディー奪取。ボギーは1つも出さずに、終盤17番パー4では8番アイアンでピンそば1メートルにつけて、68。「取りこぼしや凡ミスがなかったのがよかったと思う。調子がよくない中でも、その状態に合わせたプレーでスコアがつくれた。ティーグラウンドからピン位置を考えて逆算したプレーができました」と、はにかみ笑顔を見せた。

 好調でない時こそ、キャディーとのチームプレーがボギーの数を減らすもの。「家族になったことでの変化はないけど…試合を重ねるごとにお互いの理解が深まって、それが結果につながってきた感触はある。自分なりの心地よさも感じてますね」と比嘉。元世界ランク1位の申ジエを3年、横峯さくらを1年バックアップした、指折りのツアーキャディーのアシストは心強い。

 「毎試合優勝を目指しています。できる準備を100%自分なりにしていけば、必ず“時”は来ると思っています」。アマチュア時代の12年にも最終日最終組を回った相性のいい大会で、13年6月リゾートトラストレディス以来のVに挑む。 (月橋文美)

 

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