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【サッカー】

浦和、圧巻7発! クラブ最多タイ

2017年4月8日 紙面から

浦和−仙台 前半、先制ゴールを決めて喜ぶ興梠(中央)=埼玉スタジアムで(岩本旭人撮影)

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◇J1第6節 浦和7−0仙台

 浦和は興梠の3得点などで仙台に7−0で大勝し、勝ち点13で暫定首位に立った。仙台は同9。広島は工藤のゴールでG大阪を1−0で破って今季初勝利を挙げ、勝ち点4とした。G大阪は今季初黒星で同11。残り7試合は8日にある。

 浦和が仙台の守備陣を破壊した。クラブ最多タイの7得点。6試合20得点で年間113得点という脅威のハイペースだ。前半だけで3得点をたたき出したFW興梠は言う。「FW陣のパフォーマンスがいい。先発争いが激しいのが、この結果につながっている」。暫定首位に立ち、満開モードに入った。

 主役は興梠。5得点のFWラファエルシルバが欠場する中で、最前線で異彩を放った。前半20分に頭で、7分後には右足で右クロスを押し込んだ。同47分のPKは主将の阿部からキッカーを譲り受けた。「行けと言ってくれた。冷静に蹴られた」。左隅に沈めて、リーグ戦では初となるハットトリックを達成した。

 「今は誰が出てもゴールを取れる」と興梠。前半29分には、MF武藤が豪快なミドル弾を突き刺した。浦和に移籍後3年連続で古巣の仙台から得点を挙げ、「イメージ通りのゴールだった。プロにしてくれた仙台にいいところを見せたかった」とはにかんだ。

 前線でトライアングルを形成する李も後半2分に駄目押し点を挙げた。興梠(K)、李(L)、武藤(M)のKLMそろい踏みは今季公式戦で2度目で、リーグ戦6試合目で初完封勝利のおまけ付き。赤い悪魔の破壊的な攻撃はライバルを駆逐する勢いだ。 (占部哲也)

 

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