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【プロ野球】

巨人・岡本先制打

2017年4月8日 紙面から

阪神−巨人 1回表2死満塁、岡本が左前に2点打を放つ=甲子園で

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◇巨人5−3阪神

 巨人は1回1死満塁からマギー、岡本の適時打で3点先取。2回に中井のソロで加点。7回には代打亀井の犠飛で追加点。マイコラスは7イニング3失点で2勝目。阪神は岩貞が立ち上がりに制球を乱し、打線は再三の好機を生かせなかった。

 天敵撃ちに成功した。巨人の3年目・岡本が適時打を含むプロ初のマルチ安打で、今季初の伝統の一戦勝利に貢献。雨の聖地でヒーローとなり「阪神戦は気持ちが入ると思います。2本出て良かった」と笑みを浮かべた。

 3試合ぶりの先発。一塁に到達した瞬間に右手を握り、気持ちをあらわにした。1点リードの1回2死満塁。「好機だったので、何とか積極的にいこうと思っていた」と甘く入った岩貞の4球目を左前へ。貴重な2点適時打とした。3打席目の5回も初球を中前へ運び、役割を果たした。

 昨季、チームは岩貞と4度対戦して0勝3敗。防御率0・58とカモにされていた。それでも、この日は岩貞に対し9安打4得点。5回でマウンドから引きずり下ろした。高橋監督は「向こうがね、今年は違うと思ってくれればいい」とし、その中で躍動した岡本には「本人も自信にして、これからもっと良くなれば」と目尻を下げた。

 前夜の敗戦を引きずらず、伝統の一戦第2ラウンドへ弾みをつけたチーム。昨季は3試合の出場に終わり、今季は定位置獲得を狙う岡本にとっても、大事な日々が続く。「1軍にいる限り、結果を残して食らいついていきたい」。期待の若手がこの日をきっかけに好調を維持し、チームを再び連勝街道へと導く。 (田中哲)

 

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