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これがキアリスの原点!
4人で四つ葉のクローバーを刺しゅうしているこのシーン。キアリスの印象的なシーンはたくさんあるけれど、すべてここから始まったんだと思うと、やっぱり感慨深いです。おばあちゃんになった4人が変わらずチクチクしていることが何よりの幸せ!
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夫婦の形、夫婦それぞれ。
近江でのワンシーン。潔さんと正太が遊ぶ隣でお姉ちゃんが帰り支度していて、かたや紀夫さんと私は、ふたりで洋服のシワを伸ばしながら畳んでいるっていう光景。夫婦の形が見えるなぁ〜とみんなで笑ったシーンです。野上夫婦も、ステキで大好き!
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紀夫さんがいとおしくて。
半年前、ちっちゃいさくらを背負って同じ景色を眺めていたと思うと、すごく不思議でした。いま隣には紀夫さんがいて、その髪はもうまっ白で。実は本番の時だけ、ちょっと紀夫さんに寄り添ってみたんです。なんだか近づきたくなったんですよね。
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紀夫の心を救ったのは…。
いちばんつらかったのは、復員した直後。浦島太郎のように取り残された孤独感もあり、押しつぶされそうでした。このまま笑えなくなるんじゃないかという不安の中、変えてくれたのはタノシカの存在。こんなお酒の場が、紀夫の心をほどいてくれた気がします。
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これが最後のプロポーズ!
あるようでなかった紀夫とすみれの時間が、年老いてから増えました。でも、すみれを見てしゃべることはあまりしていなかったんですよ。てれくさいような気がして。だけどここは、最後のプロポーズじゃないけれど、そんな思いで、僕はすみれを見ていました。
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家族写真に宿っているもの。
最終週(第26週)がこれほど楽しかったのは、このみちゃんが演じた藍ちゃんのおかげですね。印象的だったのは、藍に写真のすごさを伝えるシーン。マントルピースにずらりと並んだ家族写真を一緒に眺めた時、紀夫と同時に僕も感動するような思いがありました。
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心がひとりでに動いた瞬間。
すみれちゃんが「キアリスを辞めさせてください」と涙ながらに告げたシーン。この本番の後、なぜか私も泣いちゃったんですよね。どうして涙が出たのか、正直、私も分からない。この現場では、感情がひとりでに動いて驚いたり、不思議なことが多いんです。
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みんなでいると笑顔が増える!
みんなと一緒にいるシーンが、やっぱり好きです。例えば、幸せムードいっぱいだったクリスマスのシーン。雪降る商店街で麻田さんの歌を聴いていた時、なぜか近寄ってくるタケちゃんが気になりましたけど(笑)。
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明美さん、よかったね。
明美のお引越し。台本では「軽トラ」だったんですけど、「リアカー」になりそうだといううわさがあった後、「自転車」に落ち着きました(笑)。自転車で十分なほどモノに依存していないのが明美さんらしいし、私も理想だなぁと思います。
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良子の心が動いた瞬間!
龍ちゃんが急にギターを持って、歌い出したシーン。「若者の未来はぁ〜ウォウウォウ〜心の叫びぃ、闇の中ぁ〜」って。あれを聞いた瞬間、心の底から「うちの息子、どうしよう」って思いました。母として、心が揺れました……!
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大乱闘の末、「レリビィ」誕生。
勝二さんの喫茶店に、勝手に「レリビィ」と看板を掲げた龍ちゃんに、ワナワナと震える勝二さん。「龍、お父さん、本気で怒ってるよ…!」って、勝二さんが持つ紙袋をサッと奪う良子ちゃん。きっとコレ、いつものことなんですよね(笑)。
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親子の姿がほほえましくて。
レリビィができてから、良子ちゃんはよくカウンターの椅子のはじっこに、ママっぽく座るようになって。ここで勝二さんのいれてくれたコーヒーを飲みながら、勝二さんと龍ちゃんがふたりで厨房(ちゅうぼう)に立つ姿を見るのが、好きなんです。
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君枝の心が動いた瞬間!
病院のベッドの上で「もうこの仕事には戻れない」と伝えた私に、明美さんが「ほんまにええの?」と言った瞬間。本当はやりたいけれど言えない、そんな苦しさを味わいました。「待って」ってすごく言いたかった!
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キアリス4人って、心地いい。
勝二さんの喫茶店ができてから、4人でふらっと訪れるようになりました。4人でテーブルを囲んでコーヒーを飲んでいる時とか、リアルに喫茶店にいる感覚!ふだんの私たちの関係性が自然と出ている気がするし、心地いいんです。
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昭一さんとの夫婦時間。
健太郎の結婚問題を前に、ふたりでお茶を飲むシーン。決して言葉は上手じゃないけれど、私に気づきを与えられる言葉を一生懸命に探して、励まして、諭してくれる昭一さんがすてきです。君ちゃんへのアプローチ法、よく知ってるんだろうな(笑)。