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【サッカー】

麻也、今季プレミアリーグ初得点 「チームメート黙らせられる」

2017年4月7日 紙面から

クリスタルパレス戦の後半、今季リーグ戦初ゴールを挙げ、喜ぶサウサンプトンの吉田(上)=サウサンプトンで(共同)

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 【サウサンプトン(英国)原田公樹】イングランド・プレミアリーグは5日、6試合を行い、サウサンプトンのDF吉田麻也(28)はホームでのクリスタルパレス戦にフル出場し、1−1だった後半38分、今季リーグ戦初ゴールを決めた。これが決勝点となり、チームは3−1で勝利。勝ち点を37に伸ばして9位に浮上した。

 勝利の立役者となった吉田は、試合後、地元記者の取材に答えた後、日本人記者に囲まれると、本音を漏らした。「これでしばらくチームメートを黙らせられる」。ニヤリと笑った。

 1−1の後半38分、CKの後、クリスタルパレスの攻撃になったが、すぐボールを奪い返した。そして左クロスをスティーブンスが巧みにファーサイドへ流し、吉田が左足で押し込んだ。勝ち越しゴールを決めると、吉田は左手薬指にキスし、両膝から芝の上にスライディングした。

 「妻への感謝です。いつも興奮して右手薬指にして、イジられるけど(笑)。子供も生まれ、いろんな運を運んで来てくれている。感謝しかない」

 先月28日、日本代表が4−0で快勝したタイ戦で、この日と同じ後半38分にヘディングでゴール。意気揚々とサウサンプトンへ戻ったが、チームメートから「相手がタイだったから。アジア相手だからマヤでも点が取れる」とやゆされたという。この言葉に奮起。プレミアでもゴールが取れることを証明した。

 「でも一番大事なのはチームが勝てたこと。連勝はもっと大事。(8日の)ウェストブロミッジ戦も勝ちたい。(ゴールも)十分可能性ある」。吉田は連勝と連続ゴールを誓った。

 

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