2017年4月7日13時32分
7日の東京金融市場では、米軍のシリアへのミサイル攻撃を受けて円高が進んだ。攻撃前の対ドル円相場は1ドル=110円台後半だったが一気に50銭ほど円高となった。東京株式市場では、リスク回避の動きで日経平均株価が一時値下がりしたが、午後になって市場が落ち着き、反発した。市場では「シリアの今後がどうなるか、地政学リスクが意識され、投資家が安全な資産とされる円買いに動いた」(大手証券)との見方が出た。
午後1時時点の円相場は、前日午後5時より03銭円安ドル高の1ドル=110円54~55銭。日経平均は、前日終値より90円05銭高い1万8687円11銭。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は同12・32ポイント高い1492・50。午前の終値は、日経平均が同19円14銭安い1万8577円92銭。TOPIXは同3・26ポイント高い1483・44。
東京債券市場では、安全資産とされる国債が買われて債券価格は値上がり(金利は低下)。長期金利の指標となる満期10年の新発国債の流通利回りは一時、0・050%と約1カ月ぶりの低水準をつけた。
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