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【プロ野球】

巨人、開幕連勝「5」でストップ 7回の山口鉄投入が裏目

2017年4月7日 紙面から

DeNA−巨人 9回、厳しい表情で試合を見つめる高橋監督=横浜スタジアムで(久野功撮影) 

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 DeNAが競り勝ち連敗を3で止めた。2−0の6回に阿部に2ランを浴びて追い付かれたが、7回2死満塁で梶谷の中前打で2点を勝ち越した。2番手のパットンが来日初勝利で山崎康は今季初セーブ。巨人は開幕5連勝でストップ。

      ◇

◇DeNA4−2巨人

 鋭い打球が二遊間を抜ける。2−2で同点の7回2死満塁。巨人ベンチは梶谷の2点適時打をぼうぜんと見つめた。打たれたのはルーキー谷岡。だが、走者を出したのはセットアッパー山口鉄。これが決勝打となりチームは今季6試合目で初の黒星を喫した。

 「あそこは悩みました。同点でしたから」。梶谷を迎えた場面をこう語ったのは尾花投手コーチだ。フリーエージェント(FA)加入した森福をつぎこむかどうかだ。リードしていれば当然、投入だが、同点。山口鉄とルーキーでしのぎたかった。

 7回から登板した山口鉄は安打と右飛、ストレートの四球で1死一、二塁の窮地を招いた。ここでDeNAベンチが代打・田中浩をコール。巨人ベンチは谷岡を送り出しす。DeNAはすかさず、代打の代打にルーキー佐野を選択。谷岡は四球を与えて1死満塁とした。桑原を空振り三振に仕留めたものの、梶谷に速球をとらえられた。

 同点ならどうするか。谷岡とオープン戦から不調とはいえ山口鉄でしのぐのが今のブルペンスタッフ。「紙一重だった」と振り返った高橋監督は、やりくりの難しさに「それはそうでしょう」と語った。

 森福、マシソン、カミネロへの信頼は大きい。あとは同点でいかにピンチをしのぎ、援護を待つか。接戦をものにしていくために、ルーキーの頑張り、山口鉄の復活が待たれる。 (川本光憲)

 ▽巨人・谷岡(ドラフト3位新人は7回に2点適時打を許し)「すごい緊張感があった。ああいう場面を経験できたが、打たれたのは現実。切り替えてどう次を迎えるか考える」

 

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