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【ドラニュース】

9回意地の同点も 球団ワーストタイ6戦0勝

2017年4月7日 紙面から

中日−広島 11回表1死一、二塁、打者丸を迎えてマウンドの岡田(右から2人目)のもとに集まるナイン=ナゴヤドームで(金田好弘撮影)

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 土壇場の執念、実らず−。中日は6日の広島戦(ナゴヤドーム)で2点を追う9回2死、アレックス・ゲレーロ内野手(30)とダヤン・ビシエド選手(28)の初の連続適時打で追いつく、今季初めてのしぶとさをみせたが、延長11回に岡田俊哉投手(25)が3連打を浴び競り負け。開幕からの連敗は5に延び、6戦勝ちなしは6連敗した1980年の球団ワースト記録に並んだ。7日のDeNA戦(同)は最初の1敗を喫した大野雄大投手(28)が先発。エース左腕で出直しだ。

 勝ちたい−。その気持ちはどのチームにも負けてはいない。しかし、現実はいつも容赦してくれない。9回裏に執念の同点劇を見せて2試合連続で延長戦にもつれこんだ末に、またも自滅のような敗戦。開幕6戦未勝利は6連敗だった1980年以来37年ぶりで、試合後の森監督は「愚痴にはならないよ、オレは」と務めて冷静に語りつつ、「ずっと同じことになっちゃう」と苦しい胸のうちをかいま見せた。

 打線が、投手陣が、そしてキャンプから鍛え上げてきた守備までもが、思うように回らない。象徴的だったのは11回表。1死を取った三ツ間からバトンを受けた岡田が3連打を浴びる。塁が埋まって4番新井がライトへ犠牲フライ。平田の返球をカットしたビシエドが本塁アウトをあきらめ、スタートを切った一塁走者・丸の挟殺を狙った。その瞬間に二塁走者・菊池は本塁をうかがい、あわてて二塁手の堂上がサードに送球。そこで菊池は本塁に突入し、術中にはまるように2人目の生還を許した。「もう少し待っておくべきだった。三塁に投げるのを焦ってしまった」。堂上はそう悔やんだように、逆転するしかないその裏の攻撃で、この2点差が重くのしかかった。

 

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