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番外314 歓迎の宴
「今日、こうして各国の偉大なる先達や、肩を並べて戦った友が、即位の儀式に合わせてこの国を訪れてくれたことを、私は嬉しく思う。ついては――ささやかではあるが歓迎の宴の席を用意したので、どうか楽しんでいって欲しい」
カイ王子がそう宣言すると、兵士達の王子を称える声が宮殿の広場に響く。
今日の宴は宮殿だけだが、明日の即位に合わせて街の人々にも料理と酒が振る舞われる予定だ。今日の時点でもかなり街並みは明るい雰囲気で人通りも前より遥かに多く、大通りはごった返しているように見えたので……明日は都全体がお祭り騒ぎになるのではないだろうか。
宴の開幕を宣言したカイ王子が戻ってくると、みんなからも拍手を以って迎えられた。同じテーブルには各国の王達の席。その隣に俺やグレイス達の席、ゲンライや門弟達の席……という配置になっていて、気軽に談笑しながら宴を楽しめるようになっている。
冒険者ギルドの関係者とシュウゲツ達の席も隣り合わせになっていて、宴の席で打ち解けられるようにと工夫してもらっている様子が伺えた。ユラ達と妖怪達の席も近くなのは、冒険者ギルドとシュウゲツに東国の妖魔の扱い等々をアドバイスしやすいようにという配慮だろう。
そうして、宴が始まる。楽士達の奏でる音色に合わせて、羽衣を纏った踊り手が優雅な舞いを見せて……西方諸国から来た面々には異国情緒たっぷりの光景だろう。
将兵達も広場にて思い思いに奏でられる音楽と踊りを楽しみながら酒と料理を味わっている様子である。
「ほほう。これはまた……深い味わいよな。何やら見た事のない食材であるが面白い食感だが」
「それは鮫の背鰭と燕の巣です。そのままでは味がないので、下味をつけたりといった仕込みが重要となるのですが――」
「ほうほう」
フカヒレのスープを口に入れて表情を明るくするメルヴィン王に、コウギョクが料理の説明をする。
「この皮で包んだ料理もまた……」
と、レアンドル王。
俺達も前回コウギョクの料理を楽しませてもらったが、今日ホウ国の料理を初めて食べる面々は小龍包やらなにやらと随分と盛り上がっているようだ。列席している王達の性格が性格なので、気さくで平和な雰囲気が漂う宴席である。
そうして、最初から余興の演目として予定されていたのだろう。リン王女が楽士達に場を譲られる形で演奏の場に立ち、それを見た兵士達から歓声と拍手が上がる。
リン王女が一礼してから幽玄な音色を奏で出すと、兵士達は目を閉じてその音色に耳を傾けていた。
「リンの演奏は将兵達からの随分と人気になっていてね。多分、停戦の呼び掛けの折に奏でたからだとは思うのだが」
カイ王子がリン王女の演奏が一段落するのを待って、そんな風に教えてくれる。
「将兵として今カイの下に残っている者達は、郷里の者達の暮らしを守るためにという動機が強い者達じゃからな。何となく理由も分かろうというもの」
ゲンライがそう言って、目を閉じて頷くとセイランやジンオウ達も同意するように頷いていた。
そうして宴会の席も食事が一段落すると、のんびり酒杯を傾けながら雑談という雰囲気になってくるのだが、そこで出る話題は……共通の話題ということで俺に関するものが多い。
メルヴィン王から対魔人の決戦についての話であるとかが語られると、レアンドル王がゼファードに乗り、俺やリンドブルムと共に黒い悪霊を誘引した話であるとか、イグナード王と共にベルクフリッツのアジトを襲撃した時の話等も語られて盛り上がったりしていた。
それは良いのだが当人である俺としては些か居心地が悪かったりする。そんな俺の様子にグレイス達が小さく肩を震わせたりしていて。
エレナも参考にしているのかしっかりと話題に耳を傾けたり、戻ってきたリン王女と談笑しながら俺がホウ国で活動していた時の話を質問したりしているようだ。
資料を通して知る内容と、当事者たちから聞く話とを重ねて、昨今の情勢や自分の抱えている事情に、色々と思いをはせているのだろうとは思う。
まあ、当人としては自分の話題にあれこれ言うまい。きっと客観的な意見の方が重要だろうからな。
というわけで俺としては仕事の話を持ちかけた手前、冒険者ギルドの支部絡みの話は気になるところだ。少し話を聞いてこようと、そちらに足を向ける。
「――ふうむ。そう、じゃな。冒険者ギルドの仕事として最も大切なのは……ありきたりな答えじゃが、信頼ではないかと思うぞ。このなりで言うのも、あまり説得力がない気もするがのう」
「私もギルド長の意見に賛成です。冒険者と依頼者の間を取り持ったり、日々起こる同業者同士のいざこざを調停したり……。細かな書類を間違いなく処理する事もまた、ギルドと冒険者、依頼者の間の信頼を醸成することにも繋がりますね」
と、アウリアやベリーネがシュウゲツに色々と冒険者ギルドの心得的な話をしているところだった。シュウゲツはと言えば、真剣な表情でアウリア達の話に耳を傾けている。
「しかしまあ、シュウゲツ殿に関して言うなら心配いらぬのではないかのう」
「そうですね。お話を聞く限り今まで一貫した方針だったようですし、それもまた信頼の情勢には重要なことかと。私も中々に感銘を受けましたよ」
「いや、そう言って頂けるほど大したものでは。不器用で、生き方を父の代から変えられなかっただけに過ぎませんよ」
と言った会話をしているところに近付くと、アウリアが俺に気付いて上機嫌で手を振ってくる。
「おお。テオドール公」
「中々盛り上がっているようですね」
「うむ。ギルドの運営に関する話などをしていたところなのじゃがな。まあ聞いた通りじゃな。あれこれ語ったが、儂はシュウゲツ殿の人柄ならあまり心配はいらん、と思っておるぞ」
「となると、後は東国固有の魔物や精霊等の事情に合わせた対処法など、でしょうかね」
アウリアとベリーネは中々、シュウゲツを高く買っているようだ。2人とも冒険者ギルドの運営で色んな人との関わりがあるだけに、人を見る目というのは確かなものなのだろうと思う。
ベリーネの言葉を受けて、ユラが頷く。
「ヒタカノクニでは穢れに対処する方法がある程度確立されていますが……シュンカイ殿下と話し合って体制を整えられるようにと話を進める事になっています。ギルドに関しても協力できるのではないかと」
「ゲンライの弟子達もホウ王朝とギルドに協力するって話だったか。ま、なんとかなるんじゃねえかな」
と、レイメイが笑って肩を竦める。
「してみると妾達とアウリアが交友を持つことも東国の妖魔や魔物に対応するにあたっての参考になるのかの?」
「ふむ。西国の魔物とはまた違うらしいからな。違いを見出すことで助言できることが増える……というのもあるのではないかな」
「うむうむ。今度は儂もマヨイガに視察に行くかのう」
「おお。それは良い。是非遊びに来ると良いぞ」
何やら御前とオリエ、アウリアがこくこくと頷いているが。どうも一緒に遊ぶ口実を作っているようにしか見えないというか。ベリーネも苦笑している。
動物組や魔法生物組、それに妖怪達もみんなと同様に交流しているようで。
ウィズを頭の上に乗せたケウケゲンを、更に頭の上に乗せたコルリス等は、何がどうしてそうなったのやらという感じだが……。
上機嫌なろくろ首が楽士達に今度は返礼として自分達も演奏を返すと言って、三味線を奏でて歌声を上げ、それを受けて兵士達が盛り上がりを見せ、次はイルムヒルトとシーラが演奏の準備を始めている。
まあ、あちこちから集まった面々がこうして着々と友好関係を築いているのは俺としても嬉しく思う。冒険者ギルドの支部作りも、順調に話が進んでいきそうで何よりだ。
そうして……ホウ国の宴の夜は穏やかに過ぎていくのであった。
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