返礼品とは、一体何だろう?普段生活している分には聞きなれない単語ですよね。
でも、このサイトを読んでいただければ、「返礼品とは何か?」というのがわかるだけではなく、葬儀、葬式やそれにまつわるマナー、どんな返礼品を選べば喜ばれるのか、どんなところで購入できるのかも含めて、全部わかってしまいます!
これを読めば日本のマナーや、文化を継承できるマナー美人になれ、人生の役に立つこと間違いなしです!ではさっそく、お話を初めていきましょう。
-- この記事の目次 --
1.返礼品とは?基礎知識を知ろう!
2.そもそも葬式・法事ってどんなもの?
3.葬式、法事の宗教による違い
4.返礼品はどんなものがいいの?徹底リサーチ!
5.返礼品と一緒に贈ろう!お礼状の書き方講座
6.知らなきゃ恥ずかしい!弔事でやってはいけない3つのコト
7.これであなたもマナー美人!守りたい3カ条
まとめ
1.返礼品とは?基礎知識を知ろう!
出典:ぱくたそ https://www.pakutaso.com/
1-1.返礼品とは?
まず、返礼品とは、通夜や告別式、そして弔問に訪れた方に、来て下さったお礼の気持ちとして渡す品物です。また、参列者から包んでいただいた供物や香典のお返しも返礼品にあたります。
参列者が帰られる際に、品物を入れた手提げ袋に入れてお渡しします。
1-2.どんなものがあるの?
確かにもらったことがある、あれが返礼品なのね!という方は多数いらっしゃると思います。では具体的にはどのようなものがあるのでしょうか? 返礼品には大きくわけて4つあります。
①通夜返礼品 参列してくださった方に、会葬礼状とともにお渡しするものです。
もともとは通夜振る舞いに参加せずに帰られる方にお渡しするものだったので、口にするものであるお茶や茶菓子が選ばれていました。
最近は、通夜振る舞いの参加不参加に関わらず、全ての方にお渡しするケースが多くなっています。
持って帰るものなのでかさばらないものが望ましいです。
②会葬返礼品
香典の有無に関係なく、参列してくださった方全員に、会葬礼状とともにお渡しするものです。持って帰るものなのでかさばらないものが望ましいです。
③香典返し
香典をいただいた方にお礼としてお返しするものです。おもに四十九日(忌明け)に郵送でお返しするケースが多いですが、葬儀の当日にお渡しする場合もあります。
当日にお渡しするお返しを即日返しといい、持って帰るものなのでかさばらないものが望ましいです。
④身内への返礼品
葬儀が終わったあと、親族に対し渡すお礼の品物で、必ず用意しなければならないものではありません。地域により考え方が異なりますので、依頼する葬儀社に相談するとよいでしょう。
1-3.相場ってどのくらい?
先ほど挙げました ①、②の通夜返礼品と会葬返礼品の相場は500円~1000円です。③の香典返しはお渡しするタイミングにより異なります。
忌明けにお渡しする場合の一般的な相場は、香典の約3分の1~半分程度となっています。
当日お渡しする場合は、金額に関係なく同一のものを用意します。
香典は、約5,000円~10,000円が見込まれますので、2,500円~3,000円程度のものを用意します。
10,000円以上の高額の香典をいただいた場合は、別途忌明け返しをする方が望ましいでしょう。
④身内への返礼品は、2,000円~3,000円程度が目安となります。
1-4.忌明けと即日どちらが良い?メリットとデメリット
さて、③の香典返しですが、渡すタイミングはどちらを選べばよいでしょうか。
それぞれメリットとデメリットがあります。
式の規模、さらにはその地域のやり方などに合わせましょう。
お返しする方や香典額に見合った商品を選べることがメリットといえます。
デメリットは、香典返しのリストを作ったり、それぞれに合わせた商品を選んだりと時間がかかり、渡し損ねのリスクがあります。
さらには郵送費がかかること、葬祭費用とならず相続税控除の対象に認められないなど、経済的にも負担がかかります。
当日返しの場合は、葬儀代金として相続税の金額控除対象となり、また送料がかからないので経済的です。
また、リストを作る必要がないので手間がかからなく、会場で直接渡すので渡し損ねる心配がありません。
多くいただいた方にだけ後日お返しを送ればよいのです。
その一方で、香典を頂いた方や金額を考慮した香典返しを選ぶことが出来ないこと、当日返しの習慣がない地域もあるので「香典返し」と思われない可能性もあります。
自分の地域の葬祭業者に直接相談してみるのがおすすめです。
2.そもそも葬式・法事ってどんなもの?
出典: ガールズスリムズ http://slism.net/
2-1.葬式の流れ
人は突然、もしくはゆっくりと最期を迎えます。現代は病院のベッドで最期を迎える方が多いようです。
また、日本の葬儀は94%が仏式で行われています。
そのようなもっとも一般的ケースによる葬儀の流れをご紹介します。
病院でのご臨終 ↓ 遺体の搬送 ↓ 葬儀打ち合わせ、納棺 ↓ 通夜 ↓ 葬儀・告別式~出棺 ↓ 火葬・骨上げ ↓ 還骨法要(かんこつほうよう) ※お骨になって帰ってきた故人を追悼する儀礼 宗教によって違う場合もありますが、ほとんどの葬式がこのような流れで執り行われます。
2-2.葬式の4つの意味
葬式は、大きく分けて4つの意味を込めて執り行われます。①故人があの世でも幸せでいられるようにという祈り。
②残された人が故人に別れを告げるため ③死別の悲しみから立ち直るために死をしっかりと認識するため ④病原菌の繁殖などを抑えるための衛生的処置としての意味があります。
一般的には、通夜・告別式・火葬をすべて合わせたものを葬式と呼びます。
通夜は告別式の前夜に行われるもので、遺族が故人のそばで火を絶やさないようにして過ごします。
告別式は、出棺の前に行われる儀式で、会葬者が故人に別れを告げるための儀式です。
一般的に葬儀といわれれば、この告別式を指していることがほとんどです。
火葬とは、遺体を炉に入れて焼き、遺骨を骨壷に納める一連を指します。
2-3.法事の意味と種類について
法事は故人の死後の供養として行われるもので、意味合いとしては故人への祈りや死別から少しずつ立ち直るための活動です。
また、法事では親類や故人の知人・友人が集まるため、故人を通して人との繋がりを強く実感することができます。
法事には大きく2種類あり、亡くなってから四十九日まで七日ごとに行う追善法要と、節目となる年(1,3,7周忌)の命日に行われる年忌法要があります。
一般的な法事の流れとしては、施主の挨拶 → 僧侶の読経・参列者の焼香 → 僧侶の説法 → 食事(会食)となります。
3.葬式、法事の宗教による違い
出典:いらすとや http://www.irasutoya.com/
3-1.どんな種類の葬式があるの?
日本人の約9割が仏式で行っていますが、最近は故人らしい葬儀をしようとする傾向が強くなってきています。葬儀の形式の種類には大きく3つほどあります。
①仏式
仏式葬は、日本人の約9割が行っている最も一般的なかたちで、僧侶の読経で見送る葬儀です。
菩提寺(先祖の墓があり、葬礼・仏事を営む寺)がある場合は事前に連絡をして、葬儀の日程や戒名、お布施の金額などの打ち合わせを行います。
菩提寺が遠くて僧侶に来ていただけない場合は、同じ宗派の僧侶を紹介してもらうようになりますが、戒名は菩提寺からいただくようにします。
菩提寺がない場合は、葬儀社と相談して、実家の宗派に合わせた僧侶を紹介してもらい、戒名や読経を依頼します。
②神道式、キリスト強などの他宗教
菩提寺(先祖の墓があり、葬礼・仏事を営む寺)がある場合は事前に連絡をして、葬儀の日程や戒名、お布施の金額などの打ち合わせを行います。
菩提寺が遠くて僧侶に来ていただけない場合は、同じ宗派の僧侶を紹介してもらうようになりますが、戒名は菩提寺からいただくようにします。
菩提寺がない場合は、葬儀社と相談して、実家の宗派に合わせた僧侶を紹介してもらい、戒名や読経を依頼します。
神道式で行う葬儀を神葬祭といい、神社の神官が執り行います。
一般に神社では葬儀は行いませんので、自宅か斎場を使います。
キリスト教式葬は、教会の神父や牧師が執り行います。
葬儀の場所は教会や斎場で行います。
③無宗教の形式(自由葬、自然葬など)
形式が決まっていないため自由葬ともいわれています。
葬儀というよりも、告別式、追悼式というべき形式です。
焼香の代わりに献花を行い、祭壇には花と遺影を飾り、思い出の曲やビデオを流すことが多いようです。
最近は、信仰を持たない人や仏教形式の葬儀に違和感を持つ人が増えてきたこともあり、無宗教葬は年々増加傾向にあります。
無宗教葬は決まった形がないだけに、故人にふさわしい送り方をどのように表すか、葬儀社ともよく相談して、参列者にも違和感なく受け入れられる形にする必要があります。
自然葬は、海や山、川などに散骨し、自然にかえすことで故人に別れを告げる弔い方です。
通常の葬儀を済ませ、後日簡単な儀式と共に散骨することが多く、遺骨の一部をまく場合と全部をまく場合があります。
散骨は、扱いのある葬儀社を通して依頼することができます。
仏式の焼香には決まった作法がありますので覚えておきましょう。
宗派によって「焼香の回数」「抹香の捧げ方」などの作法が違いますので注意して下さい。
参列者が大勢の場合は焼香の回数を1回にするのが全宗派共通のマナーです。
②神道式・キリスト教
神式では仏式の焼香の代わりに玉串奉奠を行います。
玉串は榊の枝に「四手」という紙片を付けたもので、それを祭壇に参列者一人一人が供えます。
キリスト教では焼香の代わりに献花があり、祭壇前で用意されている花を受け取り、献花台に一人一人が故人に捧げます。
仏式の数珠のように、キリスト教カトリックにはロザリオという珠のついた十字架があり、ロザリオには大珠6個と小さい珠53個が通されており、お祈りするごとにひと珠ずつ指で操っていくのです。
③無宗教の形式
付き合いのある宗教者がいなかったり、故人が無宗教者の場合は、無宗教の形で葬儀・葬式が行われることが増えています。
無宗教葬儀は決まった儀式・作法がありませんので自由に行うことができますが、一方でまだまだ一般化されていないため、参列者や遺族の中には戸惑いを感じられる方もいるかもしれません。
一般的な葬儀・葬式の場合は葬儀社・葬儀屋に殆どを任せることができますが、無宗教葬儀の場合は葬祭の念密な打ち合わせや計画をたてる必要があります。
これらを事前に知っておくと、どのくらいの規模で、どのくらいの金額で葬式を行えるのかを計画できるので、知っておきたい知識です。
①密葬
③直葬(火葬式)
散骨は、扱いのある葬儀社を通して依頼することができます。
3-2.宗教で違う!覚えておきたいマナー
①仏式について仏式の焼香には決まった作法がありますので覚えておきましょう。
宗派によって「焼香の回数」「抹香の捧げ方」などの作法が違いますので注意して下さい。
参列者が大勢の場合は焼香の回数を1回にするのが全宗派共通のマナーです。
②神道式・キリスト教
神式では仏式の焼香の代わりに玉串奉奠を行います。
玉串は榊の枝に「四手」という紙片を付けたもので、それを祭壇に参列者一人一人が供えます。
キリスト教では焼香の代わりに献花があり、祭壇前で用意されている花を受け取り、献花台に一人一人が故人に捧げます。
仏式の数珠のように、キリスト教カトリックにはロザリオという珠のついた十字架があり、ロザリオには大珠6個と小さい珠53個が通されており、お祈りするごとにひと珠ずつ指で操っていくのです。
③無宗教の形式
付き合いのある宗教者がいなかったり、故人が無宗教者の場合は、無宗教の形で葬儀・葬式が行われることが増えています。
無宗教葬儀は決まった儀式・作法がありませんので自由に行うことができますが、一方でまだまだ一般化されていないため、参列者や遺族の中には戸惑いを感じられる方もいるかもしれません。
一般的な葬儀・葬式の場合は葬儀社・葬儀屋に殆どを任せることができますが、無宗教葬儀の場合は葬祭の念密な打ち合わせや計画をたてる必要があります。
3-3.規模を表す葬式の種類
規模を表す葬式の種類は5つあります。これらを事前に知っておくと、どのくらいの規模で、どのくらいの金額で葬式を行えるのかを計画できるので、知っておきたい知識です。
①密葬
密葬は、身内だけで執り行う葬儀のことです。
本来は、大きい社葬を行う場合や、年末年始に死亡した場合に、ひとまず近親者だけでお別れをし、火葬をすませることを密葬といっていましたが、最近では本葬を行わず密葬だけで終わりにするケースも増えてきました。
②家族葬
本来は、大きい社葬を行う場合や、年末年始に死亡した場合に、ひとまず近親者だけでお別れをし、火葬をすませることを密葬といっていましたが、最近では本葬を行わず密葬だけで終わりにするケースも増えてきました。
②家族葬
家族葬は、必ずしも近親者だけで葬儀を行うということではなく、故人と親しかった親族や友人だけで、ゆっくり故人を偲びお別れをする規模の小さな葬儀のことです。
故人とのお別れに重点を置いた内容となります。
最近は、故人をよく知っている人たちだけで心を込めて見送りたい、また経済的負担を軽減したいと思う遺族も多く、家族葬は年々増加傾向にあります。
家族葬や密葬だけで終わりにするときには、いくつかの注意点があります。
親族や友人にどこまで知らせるかを慎重に決めなければなりません。
後で知らせなかった人から責められることもあります。
また、後から死亡を知って弔問に訪れる人も予想されますので、その対応を考えておかなければなりません。
故人とのお別れに重点を置いた内容となります。
最近は、故人をよく知っている人たちだけで心を込めて見送りたい、また経済的負担を軽減したいと思う遺族も多く、家族葬は年々増加傾向にあります。
家族葬や密葬だけで終わりにするときには、いくつかの注意点があります。
親族や友人にどこまで知らせるかを慎重に決めなければなりません。
後で知らせなかった人から責められることもあります。
また、後から死亡を知って弔問に訪れる人も予想されますので、その対応を考えておかなければなりません。
直葬は、葬儀を行わないで限られた関係者だけが火葬場で故人に別れを告げる弔い方です。
以前は、経済的に難しいとか、身寄りがいないといった場合に限られていましたが、最近は、簡素な送り方を望む人や、また経済的負担を軽減したいと思う遺族も多く、直葬は年々増加傾向にあります。
④社葬
社葬は、会社の社長や会長などが亡くなった時や、社員が殉職した時などに、会社が主催して行う葬儀で、会社が費用を負担し運営に責任を持ちます。
大規模の葬儀が多いため大きい斎場の確保が必要となります。
遺族と会社が合同で行う場合は合同葬といいます。
また、会社以外の団体が主催する場合は団体葬といいます。
⑤一般葬
故人を供養するだけでなく、故人の訃報を地域や社会に広く知らせるために、比較的盛大に故人を見送りたい場合に適した形式です。
参列人数が20~70人程度になると一般葬と呼ばれます。
参列者には故人の近親者だけではなく、地元の住民や故人と生前に関わりがあった方を呼びます。
さらに遺族に関わりのある方も呼ぶので、葬式・葬儀の参列者の人数は大きくなります。
一般葬を執り行うと葬儀の費用が高くなるとの心配もあるかと思いますが、実際には参列者から頂く香典により、葬儀費用のうちの多くを賄い、遺族の負担が本来の葬式・葬儀料金よりも安くなるということがあり得ます。
急な葬式・葬儀で予算が少ない場合でも、一般葬ができないとは限りません。
4.返礼品はどんなものがいいの?徹底リサーチ!
出典:楽天市場 http://www.rakuten.co.jp/
さて、ここまででお葬式の一般常識のようなものをお話しましたが、ここからは返礼品に関するお話をしていきましょう。
4-1.一般的な返礼品
まずは悲しみを洗い流せるようにと、消耗品でないものは基本的には贈りません。消耗品の中で、主流な贈り物は3パターンあります。
その3パターンの贈りもののそれぞれが持つ意味について、まずお話します。
①茶、菓子類 ゆっくりお茶を飲みながら故人をしのぶためにお茶やコーヒー、紅茶、お菓子などが選ばれています。
また、お茶には境界を区切る意味もあります。
人が亡くなり、この世からあの世へと旅立つ、その境を超えることがお茶を飲むことで示されると考えられています。
今ではお茶を配ることで故人との別れを確かなものにするという意味が込められています。
②タオル、シーツ類 仏の世界に旅立つ姿である白装束が用いられることから、繊維製品などが選ばれています。
消耗品の中で、たくさんあっても困らない、誰もが使うものなので人気が高いです。
③カタログ類 好きな商品または体験などを選んで頂くというカタログシステムを利用する方が最近増えています。
喪主側の選ぶ手間も省け、贈られた側も気に入ったものを選べるので人気です。
しかし、便利なカタログギフトもメリットとデメリットがあるのでご紹介します。
メリット ・先方様がその中から好きな商品をチョイスできる点 ・金券の代わりに自由度の高いギフトをお贈りできる点 ・消味期限等がなく、持ち運びにも便利な点 ・先様が自分の家族などにも自由に差し上げることも可能な点 デメリット ・先方様がきちんと選んでハガキを送ってくれるか心配(注文方法がわからないなど) ・忙しくて(目が悪く見れないなども含む)カタログをみれず、注文期限もすぎてしまうのではないかという点 ・そもそも希望するようなアイテムがなかなかない点 上記のことを考えると、先方様がどんな方かにより、贈るものを選んだほうが良いでしょう。
4-2.実際にあげたもの、もらったもの口コミ調査!
いくつか実際にあった口コミをあげてみます。・紅茶をいただきました。
「最後まで粋な方だったなぁ~」と故人を懐かしく思いました。
・消え物(定番のお茶やタオルなど)が一番ではないかと変にこる必要な無しと、考えます ・高齢者だけの世帯だと、カタログギフトの文字を読むのも辛い(老眼が進んでますし)選ぶのも面倒。
欲しいものがないなどなどと聞き及んだので、うちの場合は、「タオル」にしました。
・カタログ以外となると、嬉しい物なんてありません! ・香典返しに期待や嬉しいって余りない話だと思います。
結婚式と違い人が亡くなってますから香典返しもいらない位です。
他にもたくさん口コミはありますが、やはり言えるのは千差万別ということだと思いました。
それぞれの境遇があり、考えがあり、趣味趣向が違うので全員に100%満足してもらう贈り物なんて存在するはずありません。
ですがそれでも、「これならどんな人もきっと喜んでくれる」そんな品をみつけて贈りたいものですよね。
4-3.返礼品での注意すべき点
消耗品が良いというのは1で触れましたが、気をつけた方が良い点が3つあります。①肉・魚 宗教的な影響などもあるのか、古くから避けられることが多かったようです。
②お酒 神事などお祝いによく用いられることから、香典返しとしては不向きと見られることもあります。
③商品券など券面に金額が記載されてしまっている金券類も、 金額があからさまになることから、快く思わない方がいることを覚えておきましょう。
上記3つあげましたが、もちろん良いという習慣があるところもあります。
地域や風習によっても違うので葬儀屋さんや親族の方に相談してみましょう。
また、熨斗についても注意すべきポイントです。
弔事に使用されるのし紙(掛け紙)の水引は繰り返さないこと(弔事は繰り返して欲しくない、葬儀が続いてほしくない) ということで、結び切りの水引のし紙(掛け紙)を使用します。
出典:香典返し.jp http://kouden-gaeshi.jp/
そのなかでも、仏教では黒と白の水引のし(蓮の絵が入ることがあります)を使用し、仏教以外(神道やキリスト教など含む)について弔事用に利用されるのし紙は全て黄色と白の水引ののしを使用いたします。
仏教では蓮の絵があり、黒と白の水引で仏教を表現しています。
その他は仏教以外全部に使える黄色と白の水引と考えて頂いて結構です。
あらためて黒と白の水引は仏教のためののし、黄色と白の水引はその他何にでも使えるのし紙(掛け紙)とイメージしてください。
4-4.返礼品オススメサイト
ではどんなところで選んだらよいのでしょうか? オススメのサイトを紹介します。・引き出物ドットコム http://www.e-hikimono.com/ ・香典返し.jp http://kouden-gaeshi.jp/ ・弔事ギフト http://www.tyoji.jp/shop/top.aspx カタログから消耗品までいろいろな種類のものを取り揃えています。
のしや包装紙、挨拶状などのサービスも充実しています。
金額から選べたり、品物から選べたり便利なサイトです。
5.返礼品と一緒に贈ろう!お礼状の書き方講座
出典:リンベル http://www.ringbell.co.jp/
返礼品と一緒に贈るお礼状、その書き方をご紹介します。
5-1.お礼状の基本的な構成
- お香典へのお礼
- 戒名と無事四十九日法要が済んだことの報告
- 故人との生前のおつきあいへのお礼
- 香典返しの品を送ることの報告
- 略儀で済ませることへのお詫び
上記にあげたサイトでもお礼状のテンプレートが多数用意されていますので、ゼロから作成するよりもテンプレートを参考にし、自分なりにアレンジしたい方はアレンジする、といった方が楽だとは思います。
ですが、以下に気をつけた方が良いポイントを紹介します。
5-2.お礼状の文面のポイント
- 句読点、「ますます」などの繰り返し語は使わない
- 「拝啓/敬具」「謹啓/謹白」といった頭語/結語を使う
- 季節の挨拶は入れない
- 「逝去」は故人に対する敬語となるので身内には使わない
- 家族の会社関係など「故人をまったく知らない方」にお送りすることもありますから、印刷で皆様に同じ文面をお送りする場合は、一般的な内容を中心にする方が多いようです。
ごく親しい方であれば、別途手書きで故人の思い出に触れるお礼状を用意すると喜ばれるはずです。
5-3.いいお礼状とは?お礼状の文例
では上記を踏まえた文例をご紹介します。一般的なお礼状の文例
謹啓 先日の(続柄) (故人の俗名)儀 葬儀に際しましては 鄭重なるご芳志を賜りお礼申し上げます ○月○日 (戒名) 四十九日の法要を相営むことができました 生前に故人が賜りましたご厚情に対しあらためて感謝申し上げます つきましては 供養のしるしに心ばかりの品をお送りいたしますのでご受納くださいませ まずは右 略儀ながら書中をもちましてご挨拶申し上げます謹白
ごく近しい方へのお礼状の文例
拝啓 この度(続柄)(故人の俗名)の永眠に際しましては お心のこもったお手紙とお香典を賜りまして誠にありがとうございました お陰をもちまして 先般四十九日の法要を滞りなく済ませることができました 生前どれほど皆様に支えられた一生であったかと思うと感謝に絶えません 親しい皆様に見送っていただき 故人もきっと喜んでくれていることと存じます つきましては 供養のしるしに心ばかりの品をお送りしますので御受納くださいませ
長い闘病生活を共にした末のことで 私もしばらくは何も手につかないありさまでしたが ようやく落ち着いて 故人の遺した句を作品集にまとめたいと考え始めたところです これからも、何かとお世話になることもあろうかと思いますが、何卒よろしくお願い申し上げます。敬具
6.知らなきゃ恥ずかしい!弔事でやってはいけない3つのコト
出典:ぱくたそ https://www.pakutaso.com/
6-1.気をつけて!言ってはいけない言葉
弔事にも使ってはいけない言葉があります。さきほどのお礼状の文面ポイントのところで「繰り返し語は使わない」とあります。
それはやはり「このような悲しいことがまた起きないように」という意味があります。
例をあげてみると ・繰り返し語(たびたび、しばしばなど) ・4、9という数字 ・重ね言葉(重なる、再びなどまた起こることを連想させる言葉) ・生きる、死ぬなど直接的な言葉 などのことです。
死亡→ご逝去、生きているころ→元気なころ というように、間接的な言葉を使うように心がけましょう
6-2.弔事でやってはいけないNG行動
・遅刻する 開始時間の案内通りに到着するようにしましょう。読経や弔事の最中に着席するのはできるだけ避けてください。
もし、やむを得ない事情で遅れてしまったときは、遅れたお詫びを述べ、焼香をさせてもらいましょう。
すでに受付に人がいなくなってしまった場合は、香典を直接遺族に手渡すか、遺族の前で祭壇に供えます。
・香典に新札を包む 古くからの考え方で、新札を使うということは「前もって死を予期して用意していた」「待っていた」とされますので、注意しましょう。
もし、新札しか手元にないという場合は、折り目をつけてお包みします。
・遺族と長話をする 遺族にゆっくりとお別れをさせてあげるためにも、お悔やみの言葉は、手短に述べるのが基本です。
・通夜振る舞いを遠慮する 参列者は通夜振る舞いをとらない地域もありますが、通夜振る舞いには、故人への供養の意味があります。
通夜振る舞いへ促されたら、箸を付けるだけでも構いませんので、お断りしないようにしましょう。
また、「食事」ではありませんので、 あまり長居をしないようにしましょう。
6-3.宗教に関する違い
キリスト式のお葬式で、「ご愁傷様です」「心よりお悔やみ申し上げます」と声をかける のはNGです。キリスト教の死に関する考え方が、天に召されるという考え方ですので、お悔やみという考え方はしません。
葬儀は神に関する感謝、そして故人を懐かしむための儀式です。
「安らかなお眠りをお祈り申し上げます」という言い方が一般的です。
7.これであなたもマナー美人!守りたい3カ条
出典: 帽子通販 帽子屋WAGANSE http://waganse.com/
7-1.気をつけよう!弔事での服装、持ち物について
訃報を受けてすぐに駆け付ける場合は、準備していたかのように受け取られかねない喪服ではなく、地味な平服で弔問するのがマナーです。最近のように、知らせを受けてから通夜まで時間がある場合には、通夜にも喪服を着用することが多くなっています。
<男性> 一般会葬者では、通夜は略礼服のダークスーツ、葬儀は準礼服のブラックスーツが正式ですが、どちらもダークスーツで構わないでしょう。
ワイシャツは白、ネクタイ・靴下・靴などは黒で統一します。
ネクタイピンやカフスボタンは控えます。
<女性> 一般会葬者は、ブラックフォーマルと言われる準礼服、もしくは黒のワンピース・濃いグレーのスーツなど略礼服でも構いません。
ストッキング・靴・バッグなどは黒で統一します。
バッグは光る素材や皮革製品は避けてください。
化粧は普段より薄く、長い髪はまとめるようにしましょう。
香水はつけません。
アクセサリーは結婚指輪のみにしますが、涙を意味する真珠のネックレスは「一連」のものだけ例外として許されます。
7-2.弔事でのふるまい方
受付
式場に入る前にはコートを脱ぎ、手に持ってから入るのが正式です。まずは受付へ行きお悔やみの言葉を簡潔に言い、きちんと礼をします。
ふくさに包んで持参した香典を出し、中の不祝儀袋を取り上げて相手側に向け直してから、「ご霊前にお供えください。
」と言葉を添えて両手で渡します。
最後に記帳をします。
通夜
通夜に参列するときには、僧侶が読経をしている間に焼香をするのが望ましいので、指定された時間帯に遅れないように会場に行くようにします。読経と焼香が終わった後には、通夜ぶるまいとして食事やお酒が用意されています。
通夜ぶるまいには故人と最後に共にとる食事という意味があり、供養にもなることなので、すすめられたら遠慮せずにいただくようにしてください。
ただ、あまり長居をせずに、さりげなく失礼するようにします。
葬儀・告別式で
式場に遅れていくのはマナー違反です。なるべく早めに到着するようにします。
受付を済ませて席に着き、静かに葬儀の始まりを待ちます。
遺族の方へ声を掛けづらい場合は、無理に話しかけずに目礼だけでも大丈夫です。
精進落としまで出席した場合には、「お力落としのないように」などと励ましの言葉をかけて辞去します。
出棺のお見送り
告別式が終わったら、よほどの事情がないかぎり、出棺まで見送ります。私語を謹んで静かに待ち、霊柩車が出発するときはコート類は脱ぎます。
車に向かって、合掌または黙礼をして静かに見送ります。
7-3.心構え
基本的に「故人を弔う場」だという認識をもち、遺族の方の立場になったふるまいを心がけ、一般的なマナーの範囲内で行動すれば大丈夫です。故人との別れを惜しみ、慎んだ行動をしていきましょう。
まとめ
出典:神戸の家族葬
いかがでしたでしょうか。
葬式、葬儀に関することが一通りおわかりいただけたかと思います。
まず、返礼品とは何か?ということをお話ししました。
4つの種類があり、相場がどのくらいかということをお話ししました。
その次に、葬式・法事とはどんなものなのかということを改めてお話ししました。
葬式の流れや意味、法事や宗教について、また規模によっても費用が違ってくるのでどのタイプのお葬式を選ぶのかも重要になってきます。
葬式・法事の全体的な話しの後に、返礼品は実際にどのようなものを選べばよいのか、それぞれの贈り物の意味についても述べました。
その後に返礼品と一緒に贈るお礼状の書き方を学びました。
最後は弔事全般に関するやってはいけないことと、守った方が良いマナーに関することをお話ししました。
長くお付き合い頂きましてありがとうございました。
様々な情報があふれかえっていますが、文化は失われつつある昨今。
大事なことを見失わず、温かみのある社会にしていきたいですね。