大阪大学COI拠点が開発した睡眠関連音の可視化が端末デバイスのアプリと連動すれば快適睡眠の環境を家庭で構築することができる。これもスーパー日本人を作り出す脳マネジメントのひとつだ。[写真拡大]
スーパー日本人の育成を目指す大阪大学COI拠点は睡眠関連音を識別し、それらを二次元平面に自動マッピングする技術を開発した。この技術を端末デバイスのアプリに応用しれば睡眠を自己管理でき、健康増進や睡眠障害の早期発見などが期待できる。
COIはセンター・オブ・イノベーションの頭文字で、文部科学省が2013年に創設した。国際的な競争の中で生き残り、経済再生を果たしていくための革新的な研究開発課題を特定、産学連携で実現させることを目的に積極的な支援を行う機関。
大阪大学の他に「フロンティア有機システムイノベーション」の山形大学、「革新材料による次世代インフラシステム構築」の金沢工業大学、「真の社会イノベーションを実現する革新的健やか力創造」の弘前大学など、現在18の拠点で革新的な研究が行われている。
大阪大学COI拠点は「人間力活性化によるスーパー日本人の育成」を研究しており、今回、開発したのは睡眠環境音から睡眠関連音をAA.I.によって高精度で抽出し、睡眠段階に合わせて可視化する技術。睡眠環境音とはエアコンや外を通る車の音など寝ている最中に起きた全ての音で、これに含まれる睡眠関連音は個人のいびきや歯ぎしりなど。両方の音の関係には豊富な情報量を持っているが、ノイズ処理や睡眠関連音だけの識別が困難とされてきた。
可視化された睡眠関連音で睡眠パターンが判明すれば、端末デバイスを経由して照明やエアコンなど睡眠環境を整えることができる。これまで個人の睡眠の質は専門的や施設や病院でなければ判明できなかったが、大阪大学COI拠点が開発した技術を応用すれば家庭内で快適睡眠の環境を作れるようになる。
スーパー日本人、とはSF的サイバーパンクな響きを持つが大阪大学COI拠点はいたって真面目に研究しており、脳マネジメントの可視化と活性化で潜在能力を引き出し、独創的なアイデアを生み出せる脳力、問題解決に優れた脳力の実現化を図っている。大阪COI拠点の研究によって近い将来、スーパー日本人が輩出されることを期待したい。(編集担当:久保田雄城)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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