さぁ花見 でもカセットこんろの使い方に注意して!

さぁ花見 でもカセットこんろの使い方に注意して!
各地からサクラ満開の便りが届き、この週末、花見の名所はどこも多くの人出が予想されています。公園などでカセットこんろを使用する場合、誤った使い方で事故を起こさないよう注意が呼びかけられています。
4月4日、宮崎県延岡市の城山公園で花見をしていた大学生のグループが、カセットこんろを使って焼き肉をしていたところ、突然ボンベが破裂して6人が顔などにやけどを負いました。このうち、けがの程度が比較的重かった3人が念のため入院しました。

警察によりますと、こんろには、直径およそ40センチの鉄板が乗せられていましたが、鉄板を支える「ごとく」が誤って逆さまに付けられていたということです。このため、警察は鉄板が過度に熱せられて、その熱がボンベに伝わり、破裂したとみて詳しい状況を調べています。

ボンベ破裂し6人がやけど

4月4日、宮崎県延岡市の城山公園で花見をしていた大学生のグループが、カセットこんろを使って焼き肉をしていたところ、突然ボンベが破裂して6人が顔などにやけどを負いました。このうち、けがの程度が比較的重かった3人が念のため入院しました。

警察によりますと、こんろには、直径およそ40センチの鉄板が乗せられていましたが、鉄板を支える「ごとく」が誤って逆さまに付けられていたということです。このため、警察は鉄板が過度に熱せられて、その熱がボンベに伝わり、破裂したとみて詳しい状況を調べています。

誤った使用で死亡事故も

花見などで、カセットこんろの使い方を誤って、ボンベが破裂するなど重大な事故は、これまでにも各地で相次いでいます。製品事故を調査しているNITE=製品評価技術基盤機構によりますと、事故は平成27年度までの10年間に36件起きて、このうち1件では2人が死亡しました。NITEは、事故の危険性を伝えるため、誤って使用した場合の再現実験を行っています。
それによりますと、逆さまにしたごとくの上にフライパンを置いて火を付けると、炎とフライパンの距離が近くなり過ぎて異常に加熱され、およそ16分後にボンベが破裂し、フライパンを吹き飛ばしたということです。

また、NITEによりますと、カセットこんろはケースに収納するとき、ごとくが逆さまの状態になっていることがあるため、取り出して使う前に向きを確かめる必要があるということです。NITEは、8日からの週末、花見などでカセットコンロを使用する場合、使い方を間違わないよう注意を呼びかけています。

公園に注意喚起の立て看板

事故を受けて、宮崎県都城市の花見の名所で「日本さくら名所100選」にも選ばれている母智丘公園では7日、地元の観光協会の職員らがカセットこんろを正しく使うよう呼びかける看板を5か所に設置しました。

看板には、こんろを2つ並べて使用しないことや、こんろを覆うような大きな調理器具を使わないことなどがイラスト付きでかかれていました。都城観光協会の花堂るみさんは「延岡市で事故があったので設置しました。カセットこんろを正しく安全に使って花見を楽しんでほしい」と話していました。